#プレミアリーグ
-
サッカー
アーセナルDF冨安健洋の現在地 定位置奪取へ、プレミアで求められる「偽サイドバック」「インナーラップ」の能力
イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、名門復活を予感させるシーズンを送っている。4月26日、激しい優勝争いを展開するマンチェスター・シティとの直接対決に1-4で敗れ、19季ぶりとなるリーグ制覇へ正念場に立たされているが、過去6シーズンはいずれも5位以下に沈んでおり、久々に充実期を迎えている。
-
サッカー
ドイツ・ブンデスリーガに転換期 平等か格差か、リーグ成長の鍵を握る分配比率
2023年1月、冬の移籍市場でチェルシーが移籍金1億ユーロクラスの選手たちを次々に買い集めていた頃、DFL(ドイツサッカーリーグ機構)の総会の新年の挨拶の中で、ヨアヒム・ヴァツケ相談役会会長(ドルトムントのCEOでもある)は、「どぶネズミのレースに参加する必要はない。私たちはもっと自分達に自信を持つべきだ」と語りつつも、ブンデスリーガのさらなる国際化の必要性を唱えていた。
-
Jリーグ
より競争を促進する仕組みへ 配分金見直す30周年のJリーグ
1993年5月15日にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)と横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)による東京国立競技場での歴史的な開幕から、今年で30周年を迎えるJリーグ。それまで日本になかったプロサッカーリーグとして発展し、全国にJクラブは増えてきた。10クラブで始まってから、今季はJ1~J3まで合計60クラブにまで拡大。大きく成長したJリーグは、さらに魅力あるリーグとなるべく、新たな成長戦略の一環として配分金を見直す改革を打ち出している。なるべく均等に分配していたものを、競争を促して互いのクラブがより切磋琢磨できるような環境を整えようという試みだ。
-
サッカー
いよいよ開幕のサッカーW杯 世界50億人が視線を注ぐイベントの賞金は-
いよいよ11月20日(日本時間21日未明)にサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の幕が上がる。地球上で最も人々に愛されるスポーツの祭典は、22回目にして中東初開催。ペルシャ湾に突き出た小さな国土を舞台に繰り広げられるスペクタクルに、世界中の視線が注がれる。
-
サッカー
サッカー強豪国の特徴と、今の日本サッカーに必要なこととは?
11月23日からカタールワールドカップ(以下、W杯)が約3週間にわたり開催される。ヨーロッパ予選では過去、4回本大会優勝経験のあるイタリアが2大会連続で出場を逃し、多くのサッカーファンに衝撃を与えた。そんな今大会で日本代表は7大会連続7度目の出場を果たしている。史上初のベスト8入りを目指す同代表は、強豪のドイツとスペインと同組となり、グループリーグでの敗退を予想する声も多く挙がっている。そんな日本がW杯ベスト8という目標を達成し、強豪国へのステップアップしていく為には何が必要なのだろうか。
-
サッカー
W杯では見られないすごいヤツ ~長者番付にハーランド初見参
世界のサッカー界で話題をさらっている若きストライカーがイングランド・プレミアリーグにいる。マンチェスター・シティーの22歳、エーリング・ハーランドだ。194㌢、86㌔の体格を生かして前例のないペースでゴールを量産し、移籍1シーズン目で強烈なインパクトを放っている。ただ残念なことがある。今一番乗っているアタッカーの勇姿を、11月20日にカタールで開幕するワールドカップ(W杯)で見ることができないのだ。自身の負傷欠場の影響もあり、母国ノルウェーは欧州予選で敗退したためだ。4年に1度のビッグイベントで、各チームの点取り屋は大会を華々しく彩る存在。今後のさまざまなゴール記録の更新、ひいては次の2026年W杯に向けても、覚えておきたい逸材だ。
-
サッカー
夏の主役を演じたマンチェスター・ユナイテッド 「規律」のテン・ハフ新体制が名門復活を予感させる理由
8月に開幕したイングランドプレミアリーグの2022-23年シーズンで、マンチェスター・ユナイテッドが上々のスタートを切った。ブライトンとの開幕戦から2連敗して心配されたものの、8月23日のリバプール戦に勝ってからは4連勝。特に史上5チーム目の開幕6連勝を狙う首位・アーセナルに3-1で完勝した9月5日の試合は、“新生ユナイテッド”の躍進を予感させるものとなった。
-
サッカー
ゴールより大切なもの「フェアプレー精神」 ~福岡-名古屋で起きた”故意失点”
キックオフした名古屋グランパスのFW永井謙佑は、立ったまま見送るアビスパ福岡の選手たちの間を抜け、難なくゴールを決めた。9月3日のJ1第28節で起きた一連の光景は、単純に珍しいプレーだったという話で終わるものではなく、「サッカーとは?」「フェアプレーとは?」という問いを、見るもの全員に突きつけたといえるかもしれない。
-
サッカー
移籍金や放映権料が桁違い!?Jリーグと欧州のビジネスモデルの違いとは
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、Jリーグもシーズン終盤を迎え、激しい優勝、残留、昇格争いが繰り広げられている。7月にはメッシ、ネイマール、エムバペらを擁するパリ・サンジェルマン(以下、PSG)が来日し、川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪と対戦。3試合合計で16万人を超える入場者数を記録し、スター軍団のプレーに観客は釘付けとなった。 プレミア、ラ・リーガ、ブンデス、セリエA、そしてPSGの所属するリーグ・アンは欧州5大リーグと呼ばれており、各リーグには複数のビッグクラブが存在する。欧州5大リーグやビッグクラブは、Jリーグとはビジネス面でどのような違いがあるのだろうか。データや事例を基に深掘りしていく。
-
サッカー
W杯直前にビッグクラブに別れ 日本代表10番南野の移籍金約25億は、適正か!?
食事会場でチームメートに挨拶したり、練習場のピッチでは新加入選手への「お約束行事」として頭をぱたぱたと叩かれたり――。ASモナコが公式ツイッターにアップした動画や画像には、新天地で第一歩を踏み出した南野拓実(27)の充実した表情が満載だ。サッカーのフランス1部リーグで昨季3位だった同クラブが、日本代表の10番と4年契約を結んだことを正式に発表したのは6月28日だった。英BBCによると、移籍金は1500万ユーロ(約21億円、1ユーロ=約140円で換算)で、さらに300万ユーロ(約4億2千万円)の出来高がつく。イングランド・プレミアリーグの強豪リバプールで出場機会が限られたアタッカーは、ワールドカップ(W杯)カタール大会の開幕まで5カ月を切ったタイミングで環境を変えるという大きな決断を下した。
-
サッカー
“経営目線”で見る欧州チャンピオンズリーグ 「マンチェスター・シティ VS アトレティコ・マドリード」編
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝以降の戦いが幕を開ける。8強に進出したクラブは、資産家オーナーやソシオ(クラブ会員)など、いずれも経営面に特色を持つチームとあって、今回は“オーナー目線”“経営目線”でそれぞれのクラブを分析する。第2弾は4月5日(日本時間6日午前4時キックオフ)にファーストレグ、同13日(同14日午前4時キックオフ)にセカンドレグが行われる「マンチェスター・シティ - アトレティコ・マドリード」の2クラブを取り上げる。
-
サッカー
“経営目線”で見る欧州チャンピオンズリーグ 「ベンフィカ VS リバプール」編
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝以降の戦いが幕を開ける。8強に進出したクラブは、資産家オーナーやソシオ(クラブ会員)など、いずれも経営面に特色を持つチームとあって、今回は“オーナー目線”“経営目線”でそれぞれのクラブを分析する。第1弾は4月5日(日本時間6日午前4時キックオフ)にファーストレグ、同13日(同14日午前4時キックオフ)にセカンドレグが行われる「ベンフィカ - リバプール」の2クラブを取り上げる。
-
サッカー
直近2大会のEURO覇者が雌雄を決するW杯欧州予選プレーオフ イタリアか、ポルトガルかー。勝敗を左右するキーマンに迫る
生か死か。ワールドカップ(W杯)カタール大会の出場権を懸けた欧州予選プレーオフが3月24、29日(日本時間同25、30日早朝)に行われる。特に注目を集めているのがグループC。昨夏の欧州選手権(EURO)を制したイタリア、2016年の欧州王者で18-19年の第1回UEFAネーションズリーグ(UNL)を制したポルトガルが同居し、いずれかのチームしか本大会に進めないという、まさに“死の組”の様相を呈しているのだ。
-
サッカー
ウクライナ軍事侵攻がもたらすサッカー界への悪影響
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まったその日から、本来は政治と無関係だったはずのスポーツから、反戦を訴える声が続々と続いている。サッカー界で事態が最も大きく動いたのは2月28日だった。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア除外を勧告してから数時間後、ロシア代表とクラブチームの主催大会への出場を全面的に禁止することを発表した。
-
サッカー
EURO2020 VICTORY編集部が選ぶベストイレブン!
EURO2020は、イタリアが1968年以来53年ぶり2回目となる優勝で幕を閉じた。グループリーグ初戦から、今季リーグ・アンの優勝に大きく貢献し、遅咲きながらも注目を集めたブラク・ユルマズ擁するトルコを3-0で下し、その後のスイス戦、ウェールズ戦も安定した戦いぶりで、3戦全勝(7得点無失点)と盤石な滑り出しを見せた。
-
サッカー
FIFAのルール改正で急増中?サッカーにおける代理人事情とは
プロサッカー選手がプレーする上で重要なのが契約年数や年俸だ。多く選手は契約更新や移籍交渉の際にクラブと選手の間に入る仲介人(代理人)と契約を交わしている。某Jリーグクラブの関係者によると、近年のJ1、J2の選手は新卒1年目の選手以外は仲介人と契約していることがほとんどのようだ。また、J3の選手でもプロ契約を結んでいる選手は代理人がついているケースが多いという。代理人は選手にとって、年俸アップや移籍先を探す際に非常に重要な存在となる。
-
サッカー
「労働許可証」「ホーム・グロウン」などのルールが阻む、日本人選手がプレミアで活躍できない理由
サッカーの“世界最強リーグ”といえば、どこを思い浮かべるだろうか。プレミアリーグ(イングランド)、リーガ(スペイン)、セリエA(イタリア)、ブンデスリーガ(ドイツ)、リーグ1(フランス)の欧州5大リーグのうち、世界的な人気と実力、莫大な収益を生み出すビジネス構造を併せ持つリーグとして近年筆頭格と言えるのがプレミアリーグだろう。ただ、日本人選手にとって“プレミアの壁”は高く、不本意な成績に終わった例が多い。なぜ、日本人選手はプレミアで苦戦するのか。その一因になっているのが、独自のシステム、ルールの存在だ。
-
サッカー
【安西幸輝×鈴木優磨特別対談】Vol.2 理想の人間像と胸に秘める野望について
2019年まで鹿島アントラーズに所属した安西幸輝と鈴木優磨は、次世代における日本代表の中核を担うべくヨーロッパに活躍の場を求めた。そんな彼らが今回は、将来の話、なりたい人間像や旨に秘める野望について語った。