#IOC
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東京オリンピック・パラリンピック
東京五輪・パラリンピックの功罪 ~レガシーとは何か
新型コロナウイルス禍の中で2021年夏に開催された東京五輪・パラリンピックは、大会期間中も実施の賛否が分かれる特殊な状況だった。コロナ感染拡大や真夏の酷暑、原則無観客での開催…。あれから1年余りが過ぎ、10月半ばには1周年記念イベントが東京・国立競技場で実施される。同時に、五輪・パラの大会組織委員会元理事が絡む大規模な汚職事件が発覚し、東京大会のイメージが損なわれている。アスリートたちの頑張り以外に、東京五輪・パラリンピックの残したレガシー(遺産)は何か。あえてこのタイミングで検証した。
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パリ五輪
パリ五輪新種目「ブレイキン」 日本の第一人者ISSEIの描く青写真 ~技術と感性で”金メダル以上”を目指す
2024年パリ五輪で新種目として採用されるブレイキン(ブレイクダンス)で「金メダル以上」を目標に掲げるB-BOY(ブレイクダンサー)がいる。
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冬季五輪
求められる五輪開催の意義 東京五輪のトラウマを払拭し、札幌五輪は実現することができるのか?
2030年冬季五輪・パラリンピックの札幌招致へ向けた動きが本格化している。今月20日、国際オリンピック委員会(IOC)は年内に開催候補地を一本化し、来年5~6月にインドのムンバイで行われる総会で正式決定する見通しを示したからだ。
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フィギュアスケート
「スポーツと政治は別」という価値観の限界 フィギュア世界選手権でのウクライナペアが伝えたかったこととは
ロシアのウクライナ侵攻という極めて重大な現実を前に「スポーツと政治」は絡めるべきではないというこれまでの価値観はかつてないほどに大きく揺らいでいる。ロシアとベラルーシの参加が排除された3月の北京冬季パラリンピックから始まり、各国際大会からの2カ国除外の流れは今や常識となり、当面続くことになりそうだ。
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サッカー
ウクライナ軍事侵攻がもたらすサッカー界への悪影響
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まったその日から、本来は政治と無関係だったはずのスポーツから、反戦を訴える声が続々と続いている。サッカー界で事態が最も大きく動いたのは2月28日だった。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア除外を勧告してから数時間後、ロシア代表とクラブチームの主催大会への出場を全面的に禁止することを発表した。
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オリンピック
五輪憲章の矛盾と国家間の空虚な争い
またまたオリンピックが終わった。新型コロナウイルスの影響で1年延期になった東京での夏季五輪からわずか6カ月。今度の舞台は北京だった。五輪ではいつも、国同士による争いがあおられる傾向にある。日本でもメダル至上主義の雰囲気が根強く、過度のプレッシャーを選手たちに与えてしまう場合もある。五輪憲章には、五輪が国家間の競争ではないとわざわざ書いてあるにもかかわらず、ともすれば各政権による国威発揚に利用され、他国への排他的ムードを助長しかねない。何かといえば「平和」を錦の御旗にする国際オリンピック委員会(IOC)の中途半端な態度も絡み、今回の北京冬季五輪でもメダルの在り方を考えさせられる出来事が相次いだ。
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フィギュアスケート
揺れたオリンピックのドーピング問題 天才少女ワリエワに一体なにがあったのか
天才少女を待ち受けていたのは大波乱の結末だった。ドーピング問題の渦中にいた15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)はショートプログラム1位で迎えた17日のフリーで、これまでの練習でも見たことがないほどの大乱調で4位まで転落。大会前の圧勝するとの下馬評は大きく覆り、メダルを取る可能性すらつかめなかった。
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北京五輪
「東京大会よりもはるかに厳しい」 厳戒態勢の中の異例の五輪取材で待ち受けるものとは
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」が世界的に感染急拡大する中、北京冬季五輪が本日、開幕する。「ゼロコロナ」政策を掲げる中国は、昨夏の東京大会を遥かに上回る厳戒態勢で感染の抑え込みに躍起となっている。1月下旬、羽田空港から報道陣らを乗せたチャーター機で北京入りした。
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東京2020オリンピック・パラリンピック
称賛されるべき森喜朗の手腕~掃いて捨てられた巨星<2021年間ベスト10>
2021年、VICTORYで反響の大きかった記事ベスト10を発表。スポーツを様々な角度から捉えるハイエンド読者が興味をもったテーマ、第9位はこちら!「称賛されるべき森喜朗の手腕~掃いて捨てられた巨星」(初公開日2021年2月26日 ※情報はすべて掲載時のものです。)
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サッカー
コロナ禍で迎えた東京五輪。賛否両論の17日間を振り返る。
東京オリンピックは新型コロナウイルスに揺れ続けた。変異株の流入による感染拡大と国内の医療体制を圧迫することを懸念する世論の逆風にさらされ、57年ぶりの東京五輪は、ほぼ無観客での開催となった。世界各地から日本に集ったアスリートの多くは東京・晴海の選手村に滞在し、自由な外出や観光はできず、外部との接触を断つ「バブル」方式での生活を送った。それでも新型コロナの陽性者は発生し、混乱は見受けられた。中でも、ブラジルが決勝でスペインを延長戦の末に2-1で退けて2大会連続の金メダルに輝き、3位決定戦では日本がメキシコに1-3で屈して1968年メキシコ五輪以来の銅メダル獲得を逃して幕を閉じた男子サッカーでは、そのインパクトが強烈だった。
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東京オリンピック・パラリンピック
無観客での興奮を写真で伝える創意工夫。世界最大のフォトエージェンシーが仕掛けるコロナ禍のスポーツ体験とは
デジタルコンテンツ(静止画、動画および音楽)を全世界に提供する、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「ゲッティイメージズ」。これまでゲッティイメージズは、年間5万件ものスポーツイベントの取材を行い、世界85以上のスポーツ団体、リーグ、チームとのパートナーシップにより、包括的なスポーツ写真のコレクションを持ちライセンスを提供している。代表的な提携団体として、MLB、NBA、NHL、PGA TOUR、FIFA、UEFAといった世界的にも名だたる団体とのパートナー契約を結び、それらのビジュアルを通じて世界中に情報を発信し続けている。そんな中、新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客での開催が続いている東京五輪において、ゲッティイメージズはどのような存在となっているのだろうか。
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東京2020オリンピック・パラリンピック
森喜朗に抱く畏敬の念~大手新聞社と大本営発表
東京五輪・パラリンピックは新型コロナウイルスへの不安が残ったまま、いつの間にか開催が既定路線になった。東京都や大会組織委員会、政府、国際オリンピック委員会(IOC)などによる6月21日の5者協議では、感染症専門家による「無観客が望ましい」との提言などなかったかのように、観客数の上限を原則的に定員の50%以内で最大1万人とすることを決定。コロナ感染の危険度アップよりも、なし崩し的にどんどん盛大なイベントへの方向に進んでいる。要因の一つに考えられるのは、大手新聞社がこぞって大会スポンサーに名を連ねている点にある。コロナ禍という前代未聞の事態を前にしても、ものの道理としてこれでは大会の再延期や中止への本格的なムーブメントは起きにくい。源流をたどっていくと、森喜朗・組織委前会長の存在感が改めて注目される。
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テニス
錦織と大坂は、人として当たり前の発言をしているだけ。議論すべき真のアスリートファーストとは。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが続き、東京2020オリンピック・パラリンピック(以下オリパラ)の開催可否が、日本国民の間で議論が続く中、SNSが発達している時代にもかかわらず、多くのオリパラ選手は沈黙を守っている。これは、選手としてだけでなく、ひとりの人間として、どう振る舞い、どう発言するのかが問われているのに何もできない。こんな異常とも言えるような世界に一体誰がしてしまったのだろうか――。
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オリンピック
森喜朗前会長から橋本聖子会長へのバトン ~決定的な東京五輪開催
新型コロナウイルスの感染拡大に追い打ちをかけた森喜朗大会組織委員会会長の引責辞任。開幕までもう半年もないのに、東京オリンピック・パラリンピックは相変わらず揺れている。世論を見れば、中止を求める声、再延期を求める声が圧倒的で、7月の開催を現実的ととらえる人が少数派なのが現状だ。それでも大会を開催するいわゆる4者(日本政府、東京都、組織委員会、IOC)から聞こえてくるのは、「大会を開催する」という威勢のいい声ばかり。3月に入り、もう聖火リレー開始まで3週間余りとなったいま、この会長交代劇から東京オリンピックの現在地を冷静に分析する。
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オールスポーツ
聖なる炎と呼ぶのは日本だけ?!ちょっと残念なスポーツ用語
スポーツは全世界のマーケットで急速に拡大し発展してきたが、ここにきて新型コロナウイルスによって急ブレーキがかかった。もしかすると、すごいスピードで成長しているときには気づかないものが、見えるかもしれない。
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オリンピック
史上初、五輪延期の舞台裏 ~日本が負った責任~
緊急事態宣言がついに出た。この記事を書いている時点で東京の感染者は2000人を超え、体育館やプールなどのスポーツ施設は休業要請の対象となった。すでに世界のスポーツは完全にストップしている状況で、日本の緊急事態宣言など“焼け石に水”感が否めないのが実情だ。
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オリンピック
東京オリンピックを中止にできない理由(後編)
複雑に絡み合うステークホルダーの存在、そしてIOCが倒産しないためにもオリンピックの中止が最悪のシナリオだということは前編でご紹介したとおりだ。IOCは表向き「予定通り行う」というが、出来なければ中止を選ぶかというとそれは絶対にない。であれば何が“プランB”になりうるのか? それを知るためには、まず満点のシナリオを知ることだ。後編はその満点のシナリオからキーワードを導き出し、可能性のあるプランBを検証してみたい。
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オリンピック
東京オリンピックを中止にできない理由(前編)
オリンピックを開催とか、人類が苦しんでいて、亡くなっていて、やらなきゃならないのは、オリンピックではない!世界コロナをなくさなければ、いけないおとではないでしょうか
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