#トップリーグ
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ラグビー
日本ラグビー協会・清宮副会長がプロリーグ構想を発表。“プロ化”は企業マネーから離脱することが大前提
7月末、東京都内で行われたスポーツ関連のシンポジウムで、6月に日本ラグビーフットボール協会の副会長に就任したばかりの清宮克幸氏がプロリーグ創設を宣言した。横浜DeNAベイスターズ初代球団社長であり、スポーツビジネス改革実践家の池田純氏は、かつて協会の特任理事もつとめていた。まるで現在放送中の人気ドラマ『ノーサイド・ゲーム』と連動したようなこのプロ化宣言をどう考えているのだろうか。
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ラグビーW杯
明治を23年ぶりの日本一に導いた指揮官は、いかにチームを変えたか
明治大学ラグビー部の田中澄憲監督は、要点を抑えて結果にコミットする。一昨季は丹羽政彦前監督のもとでヘッドコーチを務め、選手間のコミュニケーション力、判断力、勤勉さを醸成。19季ぶりの決勝進出を果たす。さらに指揮官となった昨年度は、22季ぶり13回目の大学日本一に輝いた。複数リーダー制の採用などで選手の主体性も引き出した田中監督は、母校の主将を務めた後にサントリーへ入社している。ここでは現役選手、採用担当、チームディレクターとして、ワールドカップを経験した世界的なプレーヤーやコーチとも接してきた。名手のエッセンスに触れ、国内有数の人気チームをけん引する田中監督。この秋、日本で開かれるワールドカップへの思いを語りながら、大所帯をマネジメントするなかでの気付きも伝えてくれた。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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ラグビーW杯
一度は引退を決意した代表への偽らざる想い「もうちょっとやりたい」
2004年に来日の「ルーク・トンプソン」は、2010年には帰化してトンプソン ルークとなり、38歳となった2019年もこの国きってのファイターとして活躍中だ。身長196cm、体重110kgの身体をかがめ、これでもか、これでもかとタックルを繰り出す。傷だらけの顔で笑う。今回は代表への想いを語る。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=浦正弘)
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ラグビーW杯
日本の魂を持つ英雄「トンプソンルーク」3度出場のW杯を振り返る
2004年に来日の「ルーク・トンプソン」は、2010年には帰化してトンプソン ルークとなり、38歳となった2019年もこの国きってのファイターとして活躍中だ。身長196cm、体重110kgの身体をかがめ、これでもか、これでもかとタックルを繰り出す。傷だらけの顔で笑う。「それ、私の仕事ね」日本代表としては64キャップ(代表戦出場数)を獲得し、4年に1度のワールドカップには3大会連続出場中だ。記憶に新しいのは2015年のイングランド大会。日本代表は優勝2回の南アフリカ代表などから3勝を挙げ、専門誌『ラグビーマガジン』では読者の選ぶ大会MVPに輝いた。骨惜しみなく戦う姿勢は、愛好家の心を揺さぶった。その後は代表引退を表明も、2017年に1試合限定の代表復帰を実現。さらにワールドカップ日本大会を間近に控えたいま、国際リーグのスーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズでプレーする。今季のサンウルブズは、海外勢主体のチームづくりをしながら日本代表候補に出番を与えている。採用する戦術も日本代表と同種。「トモさん」ことトンプソンも、4度目のワールドカップ出場が期待されている。しかし本人が強調するのは、「まずはサンウルブズに集中」の思いだった。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=浦正弘)
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ラグビー日本代表
どうなるワールドカップのメンバー選考。ジェイミー・ジョセフの覚悟と、選考以前の問題。
競技を問わずファンの議論を招くのは、国代表選手および国代表チームのセレクションだろう。五輪開幕前には、必ずと言っていいほど知名度のあるメダル獲得経験者の当落が話題を集める。サッカー界でも、日本代表がワールドカップに初出場した1998年以来、当該案件で多くのドラマを生んでいる。
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ラグビーW杯
「今は自分にフォーカスしたい」立川理道、崖っぷちの練習生から再び
W杯で3勝をするという快挙をなしとげた日本代表で、身を粉にして貢献した立川理道。しかし、2018年秋には代表落選を経験。2019年の日本大会出場への道のりで、思わぬハードルに出くわした格好だ。本番開幕を約半年後に控えた3月上旬、ワールドカップという一大イベントにまつわる思い出を語ってくれた。それは、練習生として代表候補合宿へ復帰したばかりのタイミングだった。 (インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
リオでの悔しさをバネに、合谷和弘のメダルを賭けた東京への思い
2016年のリオオリンピックから正式種目となった7人制ラグビー(セブンズ)。前後半7分という短い時間で行われるが、ピッチの広さは15人制と変わらないため、スピードと豊富な運動量が求められる競技だ。世界ランキング15位の日本は、リオでの開幕戦で優勝候補のニュージーランドを破り、4位入賞という結果を残した。多くのラグビーファンがその結果に歓喜したが、日本代表として出場した合谷和弘選手は、メダルを逃した悔しさでいっぱいだったという。リオオリンピックでの悔しさをバネに、東京オリンピックでのメダル獲得を目指す合谷選手にリオでの経験、セブンズという競技について話を聞いた。(取材・文 島田佳代子、写真 竹中玲央奈)
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ラグビーW杯
「この雰囲気で大丈夫かな」大野均、歴史的勝利の前夜にあった一幕
大野均は、ラグビー日本代表のジャージィを最も多く着てきた選手だ。部員数20名前後だった日大工学部のチームで楕円球に出会うと、強豪の東芝で活躍し、代表戦出場を意味するキャップを歴代最多となる98も獲得。前編では前回イングランド大会までの歩みを語っていただいた。後編ではイングランド大会、そして今回のW杯にかける想いについて語っていただく。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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ラグビーW杯
「6キロ痩せて脱水症状に」代表最多出場、大野均が振返る激闘の日々
大野均は、ラグビー日本代表のジャージィを最も多く着てきた選手だ。部員数20名前後だった日大工学部のチームで楕円球に出会うと、強豪の東芝で活躍し、代表戦出場を意味するキャップを歴代最多となる98も獲得。福島の農家でつくった頑丈な身体を生かし、がむしゃらにファイトする。4年に1度のワールドカップには、3大会連続で出場中だ。日本大会の開幕を今秋に控え、貴重な思い出を明かしてくれた。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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ラグビー
サンウルブズを振り返って。不明瞭な思惑に振り回された4年間
ラグビーワールドカップ日本大会の開催を間近に控えた2019年6月、日本唯一のプロクラブであるサンウルブズが国際リーグのスーパーラグビーでの4季目を2勝14敗で終えた。4季通算戦績は8勝53敗1分となった。
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ラグビーワールドカップ
試行錯誤の末に見えたスタイルと自信 「強い相手でも崩せる!」
田村優が主に背負っている10番は攻撃を組み立てる司令塔、スタンドオフのポジション番号だ。同じフットボールであるサッカーの背番号10といえば、チームの核となるファンタジスタがつけるエースナンバー。ラグビーとは意味合いが違うものの、その田村がトライチャンスをつくり出す「チームの核」であり「ファンタジスタ」である点では共通しているともいえるだろう。そんな田村がラグビーを始めたのは高校からで、実は中学まではサッカーに熱中していた。転向にはある理由があった。(インタビュー・構成=齋藤龍太郎、撮影=長尾亜紀、取材協力=キヤノンイーグルス)
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ラグビー
日本ラグビー界有数のスター集団「パナソニック ワイルドナイツ」が迎える変革期
国内最高峰トップリーグで2015年まで3連覇のパナソニック ワイルドナイツが、創業100周年を迎えた昨季を16チーム中6位で戦い終える。大物選手の離脱が相次ぐなか、就任6年目のロビー・ディーンズ監督は改めて足元を見つめ直す。再確認させるのは、文化を継承することの大切さと難しさだ。
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ラグビー
サンウルブズのスーパーラグビー除外&森喜朗・日本協会名誉会長退任。日本ラグビー界はどこへ向かう?
国際リーグのスーパーラグビーから、日本のサンウルブズが除外された。正式にアナウンスされる数日前、クラブを運営する一般社団法人ジャパンエスアール(JSR)の渡瀬裕司CEOはシンガポールにいた。遠征中だった選手やスタッフに対し、今度の決定を英語で説明したという。
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オールスポーツ
“忖度”では世界と戦える組織は生まれない 日本のスポーツ界は人材を活性化せよ!
3月末、団体球技リーグの組織で構成された、一般社団法人日本トップリーグ連携機構の総会が開催。その席で会長の川淵三郎氏がスポーツ界の人材不足を指摘した。「過去の経験者だけを集めればいいというわけではない。ビジネスなどいろんな知識を学んだ優秀な人材を集めなければいけない」。ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックなど世界的なビッグイベントが続く日本のスポーツ界。この盛り上がりを未来へつなげていくにはどのような人材が必要なのだろうか? 横浜DeNAベイスターズ初代球団社長でスポーツビジネス改革実践家の池田純氏が自らの持論を語った。
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ラグビー
ワールドカップの「成功」って何? 日本ラグビー界が抱える2020年問題。
ワールドカップの日本大会が約半年後におこなわれる。ファンの多くは「果たして、ワールドカップは成功するのだろうか?」に注目しているだろう。その答えは、「成功」の定義が何かによって異なるかもしれない。
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ラグビー
目指すは「名選手すなわち名指導者」?高校ラグビー部を指導する元トップリーガーたちの戦い
ラグビー界では、元有名選手が高校の指導者となるケースが増えている。 2003年にできた国内最高峰トップリーグには、ラグビー専業のプロ選手と各クラブの親会社に務める社員選手が混在する。他競技と違い、プロとアマチュアが交流しにくい歴史的背景は皆無だ。選手時代から大学へ通い教員免許を取るプロ選手は多く、かねてから高校教諭は人気のセカンドキャリアのひとつだった。
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ラグビー
ラグビー界を支えた"iモード"と、2019年以降の懸念。提供すべきその先の「夢」
執筆しました。トップリーグの仕組みが極めて合理的、実用的に作られていたからこそ、「次」の設計は難しくなるという話です。 -
ラグビー
パナソニックと埼玉県ラグビー協会が取り組む、誰もが楽しめる会場づくり
実に面白い取り組みです。スポーツ団体、企業、自治体がそれぞれ力を合わせ、こうした運営側の改革が進むことにより、新たなアイデアを創出し、新たな需要を獲得する。こうした動きから、一つの「方程式」が生まれ、それを開催場所に応じた要素と加わることによって、より発展する可能性を感じます。すぐに結果が出ないこともあると思いますが、重要なのは、やることによる得る蓄積価値を如何に多く積み上げ、それを活用できるようになれば、2019年が一つの通過点として、今後、日本スポーツ界におけるレガシーの一つとして残ると思います。凄く、楽しみであり、期待したいです。早速、今度、熊谷に足を運びたいと思います。6 Comments
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