#平昌オリンピック
-
オリンピック
なぜ日本人選手は謝るのか? 社会学者の論考にみる『選手はもはや「個人」ではない』責任と呪縛
選手がファンに謝る必要はないし、ファンも選手に謝ってもらいたいわけではないだろう。ただ、自分が納得できるパフォーマンス、期待に応えるパフォーマンスができなかったときに、謝りたくなる気持ちは理解できる。逆に、謝りたくなるくらいの心持ちでなければ、本当のチカラは引き出せないだろうなとも。 スポーツ選手がやっていることは、基本的に無価値なことだ。他人より早く走れたところでクルマにはかなわないし、スノーボードで跳び上がってクルクル回れたら何の意味があるわけでもない。役に立つから、必要があるから、やっていることではない。 それは自分の楽しみでもあるだろうが、スポーツに打ち込むことによって周囲の人に楽しさを与えられることも同じくらい大切なのだ。自分ひとりなら自分の気持ちいいところでやめても構わない無価値な行為を、喜んでくれる人がいるから、自分の苦しさを乗り越えることができるのではないか。金、色、欲の向こう側にある自分ひとりでは生み出すことができない究極のモチベーション、それが支えてくれる人への感謝なのだと思う。 それを感じながら日々の努力に向き合う者だけが、自分ひとりの戦いという次元を超えた、上のステージで戦っている選手なのだと思う。「大金持ちになったら止めてしまう」ようなモチベーションの持ち方では、たどりつく先もたかが知れているのではないか。 写真の選手はスノーボード・スロープスタイルで悪天候に泣かされた鬼塚雅選手だが、彼女は試合後の自身のブログで「応援してくれた方、ごめんなさい。そしてありがとうございました!」とつづっている。謝る言葉は表現に過ぎず、根底にあるものは感謝なのだと思う。 イヤイヤやっている選手や、無理やりやらされている選手は、そもそもオリンピックになどたどりつかないだろう。自分の限界に挑み、限界を超えたチカラを周囲の人に支えによって引き出されてきた選手が、そこに集うのだ。 「責任や呪縛から心身を解放して」も強くはなれない。それを強く感じて、4年間の一瞬をも支えてくれる人に恥じない生き方をしてきたものが真の勝者となるのだ。 泣いて謝るような心境に至った選手は、きっとたくさんの素晴らしい人に囲まれてきたのだろうと、僕は思う。 鬼塚選手、ビッグエアは笑顔で終われるように! -
フィギュアスケート
フィギュアスケート“表現力”の本質とは何か? 羽生、小塚が大事にする観客との一体感
スケーティングのレベルが表現力を規定するという視点に賛同します。 スケーティング技術が高ければ、例えば腕の力みが抜けて腕による表現力が高度になるのは当然ですね。1 Comment
-
フィギュアスケート
羽生結弦=安倍晴明は、世界に呪(しゅ)をかける。完全復活を掛けて挑む『SEIMEI』
羽生結弦の演技は「やはりスポーツだな」と観衆が我にかえる隙を与えない。0コンマ1秒さえも。その世界観を支える音楽と衣装の秘密がよくわかる記事でした。10 Comments
-
カーリング
藤澤五月、カーリングの求道者が残した宿題とは アメリカ戦で見えた手応えと課題
さすが藤澤さん、フワフワしている…w 見て欲しいところは「戦術」という回答は素敵。2個のストーンでスーパーショットを決めるより、8個のストーンで簡単な局面を作り出すほうがいいわけで、良くも悪くも藤澤さんが目立たない戦いになるほうが望ましい。ただ、「真ん中に置くだけ」「一個出すだけ」そんなところに導いたうえで、なお「大丈夫かな…」とドキドキさせてくれるのが藤澤さんの魅力でもあるが。3 Comments
-
カーリング
吉田知那美・夕梨花、交錯する姉妹のカーリング人生と紡がれた一家の絆
決して何かを否定しない「そだねー」のチームは、どこかで何かを否定されて集まった選手たちだからこそ、生まれたりするのかなと思う。そして、五輪の結果がよくてもダメでも否定されない、地域のクラブだからこそ。LS北見の誕生とそこに集った選手たちのバックボーンを知ってから試合を見ると、「すげぇ泣ける」話になると思うので、いろいろ調べながら準決勝を待つとよいのではないでしょうか。3 Comments
-
オリンピック
高梨沙羅はどうすれば勝てるのか? 理学療法士が身体動作から探る強さと“問題点”
今大会は立地的な部分もあって風が強く吹いており、ジャンプ台付近の風も非常に強い。向かい風で全員距離を伸ばすような戦いだとルンビ選手が体格面・ノルウェーの傾向として有利かなというところだけれど、まったく逆の展開もあり得る。男子ノーマルヒルでは何度も中断され、何度も待たされ、非常に集中を保つのが難しい試合だった。どんな状況でも対応できる技術、五輪の決勝でもそれを繰り出せる精神力、難しい戦いになればなるほど高梨選手は有利ではないか。これだけ実績ある選手にしては国内での下馬評が低いように感じており、残念。もっと信頼・期待していいのではないか。5 Comments
-
スノーボード
平野歩夢、王位継承なるか? 歴代王者にみるスノーボードの歴史とオリンピック
これまでのスノーボードの歴史を振り返り記事。ソチ以降、競技やスタイルとは違った部分(飲酒、大麻)でしかニュースに出てこなかったが、この平昌で明るいニュースが欲しい。平野選手にはメディアコーチをつけて欲しいなと思います。普段の平野選手はもっと笑顔でハキハキ話すのに、報道ニュース見てるとちょっと暗いのが気になります。5 Comments
-
カーリング
両角友佑が貫き続けた「攻めのカーリング」の誇り “ぽっちゃり野球小僧”から念願のメダルへ
ぶれずに信念を貫き通したから今がある。 アスリートの背景にあるドラマは素晴らしいですね。 メダル獲得に向け頑張ってほしい!1 Comment
-
アイスホッケー
藤本那菜、驚異の『93.75%』が拓いた闘いと成長の日々 スマイルジャパン躍進のキーマン
女子アイスホッケーにこんなすごい選手がいるのを恥ずかしながら知りませんでしたので、藤本選手の動きをチェックしてみましたが、股関節・肩甲骨の動きが素晴らしいものの世界トップクラスにはまだ差があり、そのぶん伸びシロありです。 五輪でのシビアな戦いの中でさらに成長が見られるのを楽しみにしています。2 Comments
-
アイスホッケー
久保英恵が不遇の時代も磨き続けたゴールの嗅覚 スマイルジャパン「氷上のスナイパー」が誓う平昌での初勝利
先日のドイツ戦を見て一番印象に残ったのが彼女達のダッシュ力でした。 記事にあるような、何年も積み重なった悔しさと全員のメダルへの想いがあのストイックなプレーを生んでるんですね。 スピード感のあるエネルギッシュなプレーはその場の雰囲気を一気にチームに引き寄せます。 女子日本代表は皆んながそれを出来る、めちゃめちゃ強いチームだと思ってます! 応援してます!1 Comment
-
東京2020
平昌五輪の見どころを一挙おさらい! あの韓流ドラマのロケ地に史上最強の日本選手団
平昌オリンピックの開幕がいよいよ間近に迫ってきました。おとなり韓国で開催される平昌オリンピックは、2020年に東京オリンピックを控えたわが国としても気になるところ。競技面でもフィギュアスケート、スピードスケート、スノーボードなど日本勢のメダル獲得も期待されています。2月9日に開幕する平昌オリンピックの見どころをご紹介しましょう。
-
東京2020
羽生結弦、宇野昌磨、田中刑事はメダル獲得なるか? 群雄割拠を迎えた男子フィギュア・平昌五輪展望
数年前に想像もし得なかった高難易度構成化が進む中で幕を開けた五輪シーズン。前半戦を振り返りつつ、平昌五輪個人戦の有力選手たちを取り上げる。(文=下川カスミ)
-
東京2020
宮原知子、坂本花織、メダルの条件は“隙の無い”演技 女子フィギュア・平昌五輪展望
素人的に見ると、「着実演技の宮原」に対して、「ジャンプの坂本」でしょうか? 五輪は短期決戦ゆえ、最近勢いにのっている坂本花織は、面白いかもしれませんね!1 Comment
-
五輪
北朝鮮はスポーツのルール・マナーを遵守すべき 平昌五輪に見る「スポーツと政治」
生殺与奪を政治が握る以上、スポーツからの抵抗はときに無力。それでもあからさまに「戸惑い」や「不快感」を見せ反発した韓国女子チームのプライドは記憶しようと思う。2 Comments
-
東京2020
小平奈緒はなぜ“覚醒”したのか? ソチでの失意からスピードスケート世界最強最速に上り詰めた秘密
アスリートの在り方として、凄く刺激を受けます。 東京五輪を目指す境遇の中で、ここまで求めている人が強くなっていくんだと感じ、自分も更に求める心を強く育てていきたいと思いました。3 Comments
-
東京2020
高梨沙羅、悲願の金メダルへ 女子ジャンプ界を背負う絶対女王の想い
11日、全日本スキー連盟が、2月9日に開幕する平昌オリンピックに向けた内定選手を発表しました。ソチオリンピックで銀メダルを獲得した葛西紀明選手をはじめ、今大会でも活躍が期待される日本のジャンプ陣。11人の代表選手のなかには「悲願の金メダル」を目標に掲げて二度目のオリンピックに挑む高梨沙羅選手の姿がありました。
10 Comments