#レガシー
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テニス
国枝慎吾という一人のアスリートが切り拓いた大きな一歩。障がい者スポーツを一つの競技へと押し上げ、その後に残したレガシーと課題
去る3月17日——。男子車いすテニスの世界1位にして、4つのパラリンピック金メダル保持者である国枝慎吾さんが、国民栄誉賞を受賞した。障がい者スポーツ競技者としての国民栄誉賞受賞は初。 「本当にびっくりした」と国枝さんは驚きながらも、「車いすテニスをプレーしていた先人の方々や、育ててくれたテニスクラブ、両親や妻、コーチやトレーナーらへの表彰でもある」と、先達や周囲のサポートに謝意を述べた。
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陸上
東京に新たな〝楽しみ〟が誕生! レガシーハーフを約1万5000人が駆け抜けた
総武線にランナーたちがどんどん乗車してくる。朝から東京の街は賑やかな雰囲気があった。今年から創設された東京レガシーハーフマラソン。10月16日の8時05分(第1ウェーブスタート)、エリート選手たちを先頭に一般ランナーや障がい者ランナー、約1万5000人が走り出す。昨夏の東京五輪では見られなかった〝光景〟が広がった。
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陸上
注目の東京レガシーハーフマラソンがまもなくスタート!
今秋、東京でワクワクするようなロードレースがはじまる。それが本日10月16日に開催される東京レガシーハーフマラソンだ。 日本の〝マラソンイメージ〟を一変させた東京マラソンにつながるような大会で、START・FINISH 地点は国立競技場。コースの大半は幻となった東京五輪のマラソンコースになる。「42.195㎞は無理でも、21.0975㎞なら走れるかも」。走るチャンス、走る楽しさをもっと広げるハーフマラソンに約1万5千人が出走する予定だ。
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東京オリンピック・パラリンピック
東京五輪・パラリンピックの功罪 ~レガシーとは何か
新型コロナウイルス禍の中で2021年夏に開催された東京五輪・パラリンピックは、大会期間中も実施の賛否が分かれる特殊な状況だった。コロナ感染拡大や真夏の酷暑、原則無観客での開催…。あれから1年余りが過ぎ、10月半ばには1周年記念イベントが東京・国立競技場で実施される。同時に、五輪・パラの大会組織委員会元理事が絡む大規模な汚職事件が発覚し、東京大会のイメージが損なわれている。アスリートたちの頑張り以外に、東京五輪・パラリンピックの残したレガシー(遺産)は何か。あえてこのタイミングで検証した。
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パラリンピック
障害の垣根を越えて多様性を認め合う社会に向けて〜 東京2020パラリンピックが残したレガシーとは何か?
まさに隔世の感があった。8月24日に東京・有明アリーナで行われた東京2020パラリンピックの1周年記念イベントには、日中の第1部と夜の第2部を合わせて約9200人の観客が集まり、パラスポーツの単独イベントでは異例とも言える盛り上がりとなった。共生社会への寄与を旗印に開催された昨夏のパラリンピックは、51個のメダルを獲得した日本勢の躍進もあり、国民に大きなインパクトを残した。障害者理解も進み、大会関係者の中にも「正真正銘のレガシー(遺産)」との声は多い。5年後、10年後へ、この熱をいかに持続させていくか。まいた種を大切に育てていくことにこそ、未曽有の東京大会を開催した意義がある。
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体操
Tokyo2020後のスポーツイベントの在り方は ひとつの試金石となる体操と新体操の世界選手権
新型コロナウイルス禍で1年延期となり、開催是非を巡る議論が最後まで続いた中で実現にたどり着いた東京オリンピック・パラリンピックは、日本勢のメダルラッシュで幕を閉じた。その余韻がまだ残る9月中旬、北九州市で10月に予定されている体操と新体操の世界選手権について、収容人数については今後決定するとしたものの、「観客を入れて通常開催する」との方針が決まった。
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ラグビー
“花園”がサッカーの聖地へ~ラグビーのレガシーが消える日
日本中が大いに沸いたラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会から1年がたった。今年に入り、新型コロナウイルス禍で日本代表やトップリーグなど国内ラグビーは大打撃を受けた。W杯のレガシーが受け継がれ、今度こそ日本にラグビーの人気や文化が根付くチャンスだったが不透明な状況を余儀なくされている。それに拍車を掛けるような出来事があった。
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ラグビーW杯
ラグビーワールドカップが残したレガシー ~優勝国・南ア代表に帯同した2人の大学生の2ヶ月~
アカデミー賞に出た気分だった。2019年11月3日、国際教養大学4年の榎田剛志とジョシュ・ウェストブルックは都内ホテルのパーティ会場にいた。国際統括団体のワールドラグビーが優秀選手やチームなどを表彰するワールドラグビーアワードに出るためだ。
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サッカー
平成最大のイベントが日本列島にもたらしたもの ~2002年FIFAワールドカップが架けたブリッジ
2022年のワールドカップ開催国は中東の国カタールだ。例外的に冬期に開催される大会になる。その4年後の2026年大会はアメリカ、カナダ、メキシコ、史上初の3か国共同開催、そして出場国数も現在の32から48に拡大することが決まった。賛否はあったが、拡大の結果、当事者となる国が増え、メディア露出も参加の機会も増えることになる。FIFAは自らの使命を、サッカーを世界の隅々まで浸透させることとし、ワールドカップからの資源を適切に配分することにより実現するとしている。2002年の日韓ワールドカップも、ある意味でFIFAの戦略に沿って開催された大会だとみることも出来るだろう。
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スポーツビジネス
東京五輪が目指すべきは『若者によって創られる無形のレガシー』(NSBCレポート/間野義之)
来年の「ラグビーワールドカップ2019」、再来年に迫った「東京2020オリンピック・パラリンピック」、その翌年の「 ワールドマスターズゲームズ2021関西」を、単なる「イベント」や「お祭り」ではなく、「レガシー」という観点から考えるいいきっかけとなりました。 ……それにしても、1964年の東京オリンピックは東海道新幹線と首都高という、まさに「有形」のレガシーに満ちた時代の一大イベントだったんですね。
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