#キャリア
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ゴルフ
ママになって帰ってきたミシェル・ウィー ~多様性を支える「Moms on Tour」
4月11日に終了した「ゴルフの祭典」マスターズ・トーナメントで松山英樹が日本男子初のメジャー制覇という快挙を成し遂げた。そのちょっと前になるが、海外の女子ゴルフ界でも注目される出来事があった。かつて〝天才少女〟として話題を振りまいたミシェル・ウィー(米国)。10代前半から180㌢を超える長身を生かし、300㍎以上の強烈なドライバーショットを武器に活躍し、米女子プロツアー(LPGAツアー)で優勝争いをしたり、日米の男子ツアーに挑戦したりして一世を風靡した。このほど、人生の次なるステージに進み、再び脚光を浴びた。昨年6月に第1子を出産し、3月下旬のツアーで競技に復活したのだ。幼少の頃から世間の耳目を集め続けて「燃え尽き症候群」に陥る選手もいるが、引退覚悟から翻意してカムバック。その下支えにはLPGAツアーの施策があった。日本でもクローズアップされている女性活躍社会の点でもインパクトを与える現象といえる。
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競泳
苦しみながら決断した現役復帰。松本弥生の夢が“本気”に変わった時
ロンドン五輪、リオ五輪の2大会に連続で出場した松本弥生選手(競泳)。リオ五輪では400メートルリレーで7位に入賞し、日本の44年ぶりの決勝進出に貢献した。その後は約2年間の長期休養を経て、2018年12月に現役復帰を果たしている。 同年代には、引退を選び始める選手も多い年齢だ。一度は競技から離れた彼女はなぜ、28歳にして復帰を決心したのか。そして自国開催の大舞台を目指す今、どのような心境で競技と向き合っているのだろうか。 (この取材は2020年3月に実施したものです。1年越しの代表決定戦となる日本選手権を前に、ご本人と調整の上記事の配信をしております。)
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野球
高3時の“ザウス”以来のスキーに熱狂、コーチングへの興味…五十嵐亮太は第二の人生をどう生きるか
プロ野球生活は23年を数え、日米通算906登板を果たした末に、昨季41歳でユニフォームを脱いだ鉄腕・五十嵐亮太。プロ野球選手の“平均寿命”は9年、引退時の平均年齢は29歳と言われる厳しい世界において、五十嵐は馬車馬のごとく“よく働いた”。しかし、長い長いストイックな日々に終止符を打った今、彼は決して燃え尽き症候群に陥っているわけではない。第二の人生を、五十嵐亮太はどう生きるのか――。その問いに自問自答しながら、好奇心の赴くままに、かつての“やんちゃな”五十嵐らしく明るく、新たな一歩を踏み出し始めた。
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ソフトボール
フリーランスのアスリートは、スポーツを変えることが出来るのか?
世の中で兼業や副業、フリーランスなど働き方が多岐にわたってきたのと同じく、これまでと異なる形態で活動するアスリートが現れている。 高校時代に日本一を達成し、24歳の現在は特定チームに所属せず、“フリーランス”のソフトボール選手として活動する本庄遥はその1人だ。「女性ビジネスアスリート」という肩書きを名乗り、社会に新たな価値を生み出していこうとしている。
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ソフトボール
日本代表やオリンピックは目指さない、「フリーランス」を選択したアスリートの挑戦
フリーランスのソフトボール選手という、独特のキャリアを築くアスリートがいる。本庄遥、24歳。左腕投手として高校時代に日本一に輝くなど、「日本代表のレベルにあったと思う」。それでも、レールに乗る生き方は選ばなかった。自国開催のオリンピックには目もくれず、我が道を突き進んでいる。
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ラグビー
【山田章仁インタビュー】Vol.1 「学生が活躍できるように」Glocal Scoutsという取り組み
U17, U19, U23の日本代表を経験し、2013年からは日本代表に選ばれ、2015年のラグビーワールドカップにも出場しトライを決めるなど、輝かしい経歴を持つラグビー選手の山田章仁選手。今も現役の選手として活躍する一方、Glocal Scouts(通称GS)という取り組みを立ち上げ、複数の競技にわたって学生アスリートをサポートする活動を行なっている。今回は、そんなGSについて山田選手が語ってくれた。
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野球
メジャー経験を経て強くなった男、五十嵐亮太
2000年代初頭には当時日本球界最速の158kmを記録し、日米通算906もの試合において、リリーフ一筋で腕を振り続けた剛腕にして鉄腕、五十嵐亮太。剛速球がトレードマークの男は、その自身のアイデンティティを23年の現役生活で誇示し続けた。それは、飽くなき向上心と好奇心、そして進化と変化に対する渇望の産物だ。アメリカで残した成績の成否によってではない。メジャーリーガーとしての“経験”が、五十嵐亮太をさらに強くした。そんな、五十嵐亮太の野球人生とこれからに迫る。
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ゴルフ
横峯さくらは間もなく出産、アン ソンジュは産休。女子プロゴルファーの出産後のキャリア形成は?
日本女子プロゴルフ協会は1月18日、ツアー28勝のアン ソンジュに産休制度が適用されたことをファンに報告した。これにより、出産日から起算して36カ月が経過するまでの間を限度として産休が認められ、ツアーに復帰できるようになった。アンは昨年12月に所属事務所を通じて妊娠5カ月であること、お腹の赤ちゃんが双子であることを発表していた。出産予定日は2021年5月中旬で、ツアー復帰は2022年シーズンの開幕戦を予定している。
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総合格闘技
「格闘家としては恵まれていない」浅倉カンナがそれでも闘い続ける理由
アスリートは試合や大会で結果を残すことでファンを獲得し、ファンの熱い応援はアスリートを次なる目標へと駆り立てる――。 ただ、ファンの“応援”がアスリートの“実利”にしっかりと結びついているのは、一部の人気競技に限られている。そうしたなかで広がりを見せているのが、ファンの“応援だけでは伝えきれない想い”をアスリートが直接受け取ることができる「ギフティング」サービスだ。 RIZINなどで活躍する女子格闘家の浅倉カンナも、今年、ギフティングサービス『Unlim』に参加することを決めた一人。その理由と、アスリートとして目指す場所、そしてファンへの思いを聞いた。
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陸上
【白石黄良々インタビュー】Vol.1「競技人生が終わったらどうする」アスリートが発信する意義
ここ数年で記録を大幅に伸ばし、日本を代表するスプリンターに成長しつつある白石黄良々選手。初出場の2019年世界選手権では、400mリレー第二走者として、アジア新記録のタイムでの銅メダル獲得に貢献した。しかし、その後は怪我も経験し、多くの壁と向き合ってきた。最近は、陸上界の発展のためにも、ファンの方と交流できるイベントなどを積極的に開催している。そんな彼が、vol.1ではファンに対して思っていることや伝えたいこと、そして競技外の活動に対する考えを語った。
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ボクシング
期待される村田諒太の今後~ゴロフキンとの対戦は実現するか
11月下旬。HUBLOTブティック銀座で開催されている「HUBLOT 40th Anniversary Exhibitition-革新への挑戦-」を訪問した村田諒太は、5階級制覇50戦無敗いまだ格闘技界にインパクトを与え続けているメイウェザーの前で謎の笑を浮かべていた。
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サッカー
【安西幸輝×鈴木優磨特別対談】Vol.2 理想の人間像と胸に秘める野望について
2019年まで鹿島アントラーズに所属した安西幸輝と鈴木優磨は、次世代における日本代表の中核を担うべくヨーロッパに活躍の場を求めた。そんな彼らが今回は、将来の話、なりたい人間像や旨に秘める野望について語った。
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サッカー
【小松蓮特別インタビュー】Vol.2 「サッカー選手っていうだけで終わりたくない」小松蓮が描くキャリア像
2019年トゥーロン国際大会で森保ジャパンにも招集され、注目を集めるレノファ山口の小松蓮選手。中高時代には県三部リーグを経験し、「エリートとは程遠い」と語る小松選手は、これまでどのような経験をし、今どのような考えを持っているのか。Vol.2ではサッカー選手としてのキャリアについて語っていただいた。
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サッカー
【安西幸輝×鈴木優磨特別対談】Vol1.古巣・鹿島への思いについて
2019年まで鹿島アントラーズに所属した安西幸輝と鈴木優磨は、次世代における日本代表の中核を担うべくヨーロッパに活躍の場を求めた。彼らが鹿島を離れ、それでもなお古巣に抱く思い入れについて語った。
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スノーボード
女性活躍の時代に~スノーボード竹内智香が卵子凍結で現役続行へ
女性の活躍、あるいは男女間の格差をなくすことが世界的にさけばれる昨今、日本のトップアスリートが画期的なアクションを起こした。スノーボード女子パラレル大回転の2014年ソチ冬季五輪の銀メダリスト、竹内智香(広島ガス)だ。現在36歳とベテランの域に差し掛かっている中、将来の出産の可能性を見据えて卵子凍結に踏み切り、それを公にした。とかく女性の社会進出が遅れていると言われる日本において、生き方の選択肢を広げるという点でも大きなインパクトを与えそうな決断となった。
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Jリーグ
武岡優斗、安在和樹、小松蓮。レノファ山口の選手がコロナ禍で感じたファンのチカラや、サッカーの価値。
明治安田生命Jリーグも長い中断期間を経て7月4日に再開し、制限付きで観客収容も可能となった。しかし、以前のように観客が入り選手へ強い声援を送ることはまだできず、練習場や試合会場での選手への接触も禁じているクラブも多い。 そんな中、武岡優斗、安在和樹、小松蓮のレノファ山口所属の3選手が、ファンへ直接的にオリジナルのメッセージ動画を届けられるサービス PasYouを開始した。コロナ禍の自粛期間でサッカーから離れざるを得なくなった状況での変化や、日々の活力を与えてくれるファンの存在価値など、未曾有のこの危機に直面して感じた彼らの思いを聞いた。
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バスケットボール
B2群馬の立役者である前社長が異例の転身! B3さいたまブロンコスの新バイスチェアマンに就任
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)・さいたまブロンコスの経営陣に”異色のキャリア”を持つ人物が参画することが明らかになった。今年6月30日までB2群馬クレインサンダーズで社長を務めた北川裕崇氏(38)が7月1日付でバイスチェアマンに就任。オーナー兼取締役としてさいたまブロンコスを率いる池田純氏(44)のもと、新たな挑戦を始める。
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Jリーグ
森重真人のこれまでとこれから。節目の年に語る地元への思いとファンへの思い(前編)
物心がつく前から転がるボールに胸を焦がしてきた。生まれ育った広島、プロのキャリアをスタートさせた大分、そして東京。プロ15年目の森重真人は歩んできた道で、いつも応援してくれる人たちの思いを近くに感じていた。寡黙を演じてきた“モリゲ”が、まっすぐで、これまで語ることの少なかった素直な気持ちを口にする。33歳になったいま、サッカー選手としての本音を語った。(取材・文=馬場康平) *このインタビューは2月のJ中断前に行ったものです。