■メジャーリーグ30球団に手紙を書いた
岡部恭英氏(以下、岡部) 忙しい南社長の貴重なお時間をいただいて、今回のイベントのオープニングに登場してもらいました。ありがとうございます。私は、メディアでもよく言っていますが、これからの日本は少子高齢化が進み、結果的には人口も急激に減っていきます。そうなるとビジネスにおいて、やっぱり重要になってくるのが人なんですね。人しかない。
今回参加してくれた人の多くは、すでにスポーツビジネスに携わってたり、またこれからやってみたいと考えている人だと思います。そのような方々だからこそ、はじめにお話しいただくのに南さんが一番適していると考えました。
楽天イーグルスという日本のスポーツ界においてはとても革命的な環境で、スポーツビジネスの最前線で活躍された後、日本の人材の世界でも革命児的な存在になった南さん。今回の集まりに、これ以上の適任者はいませんよね。その上、今後の日本のスポーツビジネスに必要なグローバルな視点や経験も持っている。そんな理由で今回、忙しい南社長に来てもらいました。今日はありがとうございます。
南壮一郎氏(以下、南) 宜しくお願いいたします。
――楽天を立ち上げに至るまでのご自身の体験を教えてください。
南 アメリカの大学を卒業して、新卒社員として外資系の投資銀行に入社しました。大学時代にスポーツビジネスの世界に憧れたのですが、その世界の先輩達から、まずはビジネスの基礎を「ちゃんとした」会社で学んできなさい、とアドバイスされ、金融業界で4年間勉強させてもらいました。このアドバイスがなかったら、今の自分はなかったと思います。
社会人4年目に、日韓ワールドカップを観戦して、スポーツビジネスの世界に入ってみたいと強く感じました。それをきっかけに、金融の仕事を続けながら、あの手この手で主体的にいろいろ仕掛けました。大リーグの全球団に手紙まで書きました。当たり前のように、お断りの返事ばかりが届く中、ニューヨーク・メッツのGMから、「入社は出来ないが、ニューヨークに来る機会があったら連絡してください」というメッセージの手紙が届き、そこには電話番号も書いてありました。
一週間後、会社を休み、ニューヨークに飛びました。現地で記載されていた番号に電話してみたところ、GM本人に直接繋がり「本当に来たんだ!」という雰囲気で大笑いされてしまいました。おかげさまで、翌日にスティーブ・フィリップスGMとお会いできました。
その日の帰り道、「本当は誰に一番会いたかったんだっけ?」とふと思いました。私は、子供の頃から野球にまつわるデータで遊ぶのが好きで、大学時代も、統計学やゲーム理論の勉強に没頭しました。そういう学生時代を過ごしたため、当時、もっとも憧れていた、ビリー・ビーンっていうオークランド・アスレチックのGM(映画「マネーボール」のモデルとなった辣腕GM)にどうしても会いたいと思いました。アスレチックスへ手紙を出したところお断りの手紙をいただいたのですが、勇気を出して電話してみました。
…そうしたら、ビックリすることに本人と直接繋がってしまいまして…。いきなり「Hello, This is Billy Beane」と電話口の向こうから(笑)。翌々日お会いできる約束を取り付けたのですが、実際、球団事務所に行ってみると、本人は不在でした。受付の方に「本当にいないのでしょうか?」としつこく尋ねて、居座り続けたら、ビリー・ビーンの右腕なる若手社員を紹介されました。
「ハーバード卒のあなたと同い年くらいの数量分析担当がいるからビリーの代わりに」ということで、デビッド・フォーストという青年を紹介されました(現アスレチックスGM。ビリー・ビーンは現在同チームの上級副社長を務める)彼は、今自分がどんな仕事をしていて、どんな分析を進めているかなどを熱心に教えてくださいました。とても興味深い、ワクワクした1時間半だったのですが、結局大リーグには、僕が就ける仕事はありませんでした…。
■日本人メジャーリーガーのエージェントに直談判
南 次に目標となったのは、「スポーツ・エージェント」でした。日本にはそのような職業がほぼ存在していなかったので、その当時の日本人メジャーリーガー10人のエージェントに弟子入りしようと、連絡を試みました。球団と違い、皆さん、個人事務所として運営されているので、手紙を送る住所さえ探すのが大変でしたが、情熱をもって探せば見つかるものです。
大リーグの球団同様、全員に手紙を出してみましたが、今回は一切の返事がありませんでした。それならば、「電話でアタックしよう」と思い立ち、紆余曲折ありながら、イチロー選手の代理人であるトニー・アタナッシオさんとコンタクトが取れ、「20分だけなら会いましょう」と言われお会いできました。結局1時間くらい話し込んだのですが、最後には、「一緒に仕事をしてみたいが、いま景気が悪いから君にしてもらう仕事がないんだよね。残念だけど。」と言われてしまいました。
このときのことは今でも鮮明に覚えていて、トニーさんに「お前がやっていることは絶対間違っていない。」とアドバイスされ、締めの言葉として「Believe in yourself!」と励まされました。当時、一人でもがいていた自分に、その言葉はどれだけ勇気を与えてくれたことかはかり知れません…。
その後、サンフランシスコ、ロサンゼルス、テキサス、アリゾナ、ニューヨーク、ボストン、と何度も会社に有給休暇を申請してはエージェントに会いに行きました。相手の事務所の前で、3~4時間待ち伏せしたこともありましたし、春季キャンプ地のホテルロビーで待っていたこともありました。気合いと粘りで、結局、日本人選手を担当するエージェントには、全員会えました。そんな状況でしたので、もちろん僕にはまだ仕事がありませんでした。
このエピソードは、さまざまの講演などでお話したことがありますし、僕のところに「スポーツの仕事をやりたいです」と相談に来る方には必ずお伝えします。なぜ行動しないのでしょうか? 仕事を辞めてスポーツビジネスに挑戦する前に、仕事をしながら、有給休暇を取りながら、もっと挑戦できることがあるのではないでしょうか。
1年間、金融の仕事をしながら、スポーツビジネスでの挑戦を模索しましたが、残念なことに仕事は見つかりませんでした…そこで、思い切って金融の仕事を辞めました。今振り返ると、甘すぎる考えのもとでの決断でしたし、今の知識と経験なら別のやり方を選んだと思います。短絡的に退職をしたゆえに、退職しても仕事がないので、僕が一番最初に就いたスポーツの仕事は、世田谷区のフットサルコートの管理人でした。
世の中はそんなに甘くなく、自分ひとりでできることは限られています。自分が描いていたようなスポーツの仕事も簡単には見つかりません。会社を辞めて、何とか必死にもがけば、何とかなるという完全な自分自身に対する過信が導いた結果です。
情熱は持ちながらも、本来望んでいなかった仕事を1年半くらい続けた頃、たまたま、新聞で楽天がプロ野球界に新規参入を目指すというニュースを見て、以前、お仕事をご一緒させて頂いた楽天の三木谷社長にご連絡したところ、20分だけ、プレゼンする機会を頂きました。
■覚悟と行動を肯定してくれた三木谷さんの言葉
南 ありがたいことに、その後、球団準備室に加入させて頂いたわけですが、今、思うと僕の人生やキャリアそのものを三木谷さんに拾ってもらったといっても過言ではありません。三木谷さんに当時「なぜ入社させてくださったのか?」と聞いたことがありましたが、本人からは「明日から働きます」というその場で言い切る言葉から覚悟を感じられたからと答えてくださいました。
「本当に覚悟ある人は、即行動を起こせる人だ」「そういう人が社会を大きく変えるんだ」…三木谷さんのさまざまな言葉、いまでも忘れていません。やりたいんだったら口に出す。やりたいんだったらやる。有言実行という素晴らしい言葉がありますが、日本人は不得意なのかもしれません。リスクヘッジするためには使い辛い言葉なのかもしれません。僕は、海外で育ったからかもしれませんが、あえて自分自身にプレッシャーをかけるため、実現したいことを全部口にするようにしています。そのプレッシャーが自分にとっての一番の行動する源になっているのを知っているからです。
ちなみに「歴史を創ろう」という言葉が、創業期の楽天イーグルスのみんなとの合言葉でありました。球団の創業期には、その後、楽天本社の代表取締役副社長になったインテリジェンスの創業者でもある島田さんだったり、現在、Yahoo!ショッピングのトップを務める小澤さんだったり、また同じ時期に起業した日本一のオンライン弁当宅配会社であるスターフェスティバルの岸田社長だったり、その後、さまざまな領域のトップランナーなどが集まっていました。ひとつの大きな志のもとに「歴史を創ろう」と青臭く言い切り、ひたすら走れる人間が集まっていました。
岡部 素晴らしいです。僕が一番勉強になりました。今の話を聞いて何か質問したい人はいますか?
――サンディエゴでエージェントにお会いになったとき、20分が30分になり、最後は1時間くらい話したとおっしゃっていたじゃないですか。普通だったら、素人が飛び込んだところで門前払いが普通だと思うんですけど、どうやって興味を持ってもらったのか、そのために何を準備したのかを教えていただけますか。
南 仕事やプライベート、どんな会話でも、もっとも重要なことは、相手の求めていることを理解することです。特にビジネスシーンにおいて、相手は、大抵、何かを求めて時間を作ってくだっていることが多いです。ボランティアで仕事はしていないので。相手がどんな方で、どんなことに今興味を持っているのか。どんなことに対して喜んでくれるのか、どういう情報をお土産として持参すればよいのか。そのために、徹底的に準備します。
20分間で、本当に会話は終わるかもしれません。それは、相手の都合もありますし私がコントロールできることではないので仕方ありません。ただ、仮に20分以上、話を聞いてくれる時間があれば、どんな話をすればよいのかを、事前に頭の中でシュミレーションして、準備をすることです。特に、自分の自己紹介については、当時相当練習しました。いかに短い時間で、自分を売り込むか。ベンチャーの世界では、エレベーターピッチともいいますが、エレベーターに乗っている1分間でいかに相手に興味を持ってもらうかが重要です。
岡部 次の質問に行く前に、今の話にひとつ加えさせもらうと、今日も南さんが、講演前に来て、私に対して「主催者として、岡部さんは、本日のパネルディスカッションで何をゴールにしていますか?何を達成したいでしょうか?」と聞かれました。相手のニーズをしっかりおさえて、成果をきっちりと届けることが、すでに習慣されているように感じました。
南 そうですね。ビジネスにおいては、やるべきことは一つで、お客様の課題を発見して、それを解決することだと思っています。これはもうスポーツビジネスだろうが、インターネットだろうが、金融の世界でも変わりません。
また僕は、常に社会の課題解決ができるインパクトのある事業を創り続けようと励んでいます。それには仲間が欠かせません。きっと一緒に働く仲間に、自分が見せてもらった世の中が変わる瞬間や、世の中に大きなインパクトを与えられるような事業を目の当たりにした時の充実感や面白さを伝えたいのだと思います。
現在、経営しているビズリーチは、「HR Tech(HR×Technology)」という、人事や採用領域をインターネットやデータ、テクノロジーの力で変革を起こしているベンチャー企業で、創業約8年で800名の仲間が集う会社になりました。我々の世代の新しい働き方を支えていけるようなサービスを次々と立ち上げていっています。また、ビズリーチを経営しながら、ルクサというアウトレットモール型のEコマースサービスも子会社として立ち上げ、ありがたいことに、こちらの会社も現在は300名以上の仲間が集まる企業へと成長しました。
世の中の課題を真摯に探し、構造から変革するような発明を実行するのは苦労の連続です。ですが、僕はプロ野球だろうが、働き方だろうが、小売りの世界だろうが、必ず新しい姿は存在すると思っています。全員が創業メンバー。価値あることを正しくやろう。最高の仲間と歴史を創ろう。これはビズリーチのクレドの一つでもありますが、そのような言葉を仲間と大切に、これからも世の中にインパクトを与えるような課題解決を続けたいです。
■「スポーツ好きである必要はない」日本のスポーツビジネス界に求められる人材とは?
岡部 南社長のビズリーチでは、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ組織委員会の経営人材の採用をお手伝いしていましたが、今後、日本のスポーツビジネスではどのような人材が求められると考えていますか?
南 私が関わっていた、楽天イーグルスを例にとって考えてみます。当時のメンバーは、プロ野球球団の運営は初めてで、素人同然でした。他球団の皆さまのご協力により、過去の成功事例を詳細まで研究させて頂いた後、スタジアム・ビジネスの本質を考え、スタジアム経営とは、キャパシティがある箱をいかに効率よく運営するかが重要なビジネスであると捉えました。そう捉えると、同業他社以外にも、カラオケボックスや映画館、またホテルやディズニーランドもベンチマーク先になり、それらの成功事例も参考にするようになりました。
このような発想で情報収集をすれば、一気にアイディアの発想が広がり、自身の業界にとっての新しい事業や発明に繋がりやすくなります。世界中には成功するためのヒントがたくさん落ちています。世の中の動きに興味を持つことは、スポーツの世界でも、他の領域でも、新しい事業やサービスを生み出すための重要なポイントだと個人的に感じています。
ビジネスの基本は、私はお客様を明確にして、課題を正確にとらえ、課題解決をシンプルに提供することだと感じています。よって、自身がスポーツを好きなことが、スポーツビジネスで成功する上での最も重要な要素ではないと思っています。お客様であるファン、それが試合観戦にくるファンやテレビで見ているファンかもしれません、そしてスポンサー企業様が求めていることをしっかり把握して、それをサービスや商品として生み出すことができることが、スポーツビジネスで活躍できるビジネスパーソンです。
また球団やクラブ、リーグやスポーツそのものをビジネス面で発展するには、すでにファンとなっている方々だけを満足させても成長はありえません。ファンではない方々にどうやってリーチして、どのように自分たちの商品を売っていくかが重要です。そういう意味では、もしかするとスポーツ好きな方は、そのような新しいファンやお客様の心理を掴みにくく、興味を獲得するのには向いていないのかもしれません。そのくらいの発想を持ちながら、お客様をどのように増やしていくのか、楽しませてファンでい続けてもらえるかは、スポーツだけではなく、ビジネス全般で大切なような気がします。
よくスポーツに関わる方からどういう人を採用したらよいか? とご質問いただきます。私のアドバイスは簡単で、スポーツ以外の産業である一定期間働き、そこで圧倒的な成果を出している人材とお答えしています。僕はスポーツが大好きですし、人としても、ビジネスパーソンとして、スポーツの世界に育ててもらいました。一方で、日本のスポーツビジネスの世界に今もっとも足りないのは、各業界や産業のエースと呼ばれるビジネス人材がスポーツビジネスの世界に集まってこないことです。スポーツに関わる全ての企業のみなさまにお願いしたいのは、スポーツ好きではなく、ぜひ真のビジネスパーソンをスポーツビジネスの世界に迎え入れてもらいたいと思っています。
■アイディアやパターンは海外からも学ぶべき
岡部 僕自身ためになる話でしたが、会場からもひとつ質問を受けたいと思います。さっきActionって言ってましたけど。誰かいないでしょうか。
――日本の求人内容では、5年以上のキャリアを持った人が対象という内容をよく見ます。5年の価値はどこにあるのでしょう?
南 何かスポーツの経験はございますか?
質問者 サッカーです。
南 たとえばサッカー選手としてプロで活躍したいけど、まだサッカーをやったことがない方がいた場合にどんなアドバイスをしますか?
――まずはボールの蹴り方だとか。ビデオを見たりして、いろんなことを覚えて勉強するところから。
南 そうですよね。5年の議論がでましたので、働く年数について考えたいと思います。高齢者の定義を変える提言があったのをご存知でしょうか?今までは65歳だったんですけど、75歳にしようと議論されています(編集部注 2017年1月に日本老年学会が提言)。
75歳まで働く時代はもう目の前に迫っているので、大学を卒業してから例えば50年働くとしますと、その場合、社会人の最初の5年間は、50年のキャリアの10%になりますよね。その計算式をこれまでの学生生活に当てはめるとしましょう。小学校に入学してから大学を卒業するまで16年間だと考えてみると、その10%は、1.6年です。つまり社会人の5年間というのは、学生時代の1年半くらいの時間ということです。
若い方がスポーツビジネスを志すのなら、まずはちゃんと社会人として圧倒的な基礎力をつけたほうがいいと思っています。どこの業界に転職したとしても通用する圧倒的なビジネスの基礎力をつけてもらいたいです。私は大学時代にスポーツビジネスの世界に憧れたのですが、その世界の先輩達から、まずはビジネスの基礎を「ちゃんとした」会社で学んできなさい、とアドバイスされ、金融業界で4年間勉強させてもらいました。このアドバイスがなかったら、今の自分はなかったと思います。
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限られた時間の中で、自らの得難い経験を基に、スポーツビジネスのあるべき姿を語った南氏は、最後に「いつかは業界や産業の歴史を創れるようなビジネスプロフェッショナルへと成長し、必ずスポーツの世界へ恩返しするために戻ってくるつもりです。」と言って会場を去った。プロ野球団の立ち上げ、その後のキャリアも含めて得難い経験をしてきた南氏。今回のセッションでは、スポーツビジネスを志す若者、スポーツビジネスを変えて行こうとする人たちに大きな期待を込めて、貴重なアドバイスを送っていた。
[PROFILE]
南壮一郎(みなみ・そういちろう)
ビズリーチ代表取締役社長。1999年、米タフツ大学数量経済学部・国際関係学部卒業後、モルガン・スタンレー証券入社。2004年楽天イーグルスの創業メンバーに。その後、ビズリーチを創業し、09年に即戦力人材と企業をつなぐ会員制転職サイト「ビズリーチ」を開設。。人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャーとして、若手社員のためのレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」(http://careertrek.com)、AI技術を活用した戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」(http://hrmos.co)、求人検索エンジン「スタンバイ」(http://jp.stanby.com)なども展開。従業員数は865名(2017年7月現在)。2014年には、世界経済フォーラム(ダボス会議)の「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出される。
岡部恭英(おかべ・やすひで)
サッカー世界最高峰UEFAチャンピオンズリーグに関わる初のアジア人。UEFA(欧州サッカー協会)マーケティング代理店「TEAMマーケティング」のテレビ放映権/スポンサーシップ営業 アジア・パシフィック&中東・北アフリカ地域統括責任者。
上林功氏も登場する書籍、『プロスポーツビジネス 私たちの成功事例』(東邦出版/編)。
スポーツビジネス界の最前線で活躍するトップランナーたちが、現在自身が携わっているスポーツビジネスについて具体的な事例とともに解説するだけではなく、「ドリームジョブ」とも呼ばれるスポーツの仕事にどのようにしてたどり着いたのかを語り尽くしている。
これからスポーツビジネスを志そうとしている方に向けた、まさにスポーツビジネスのバイブルとなる一冊。
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年間24億円の赤字を抱えていた横浜DeNAベイスターズを、史上最年少の球団社長として5年で黒字化した池田純氏。その池田氏が、スポーツ業界で働きたい学生たちが集い、議論する場『Japan Youth Sports Action』に登壇した。夢と希望を胸にスポーツ業界を志す学生たちに、池田氏は何を伝えたのだろうか?(構成:出川啓太)
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