「生きるか死ぬか」試合に向けた準備

（インタビュー日：2021年1月29日）

―次の試合は決まっていますか。
大岩:試合は決まっていて、会見が2月2日にあります。（※2021年3月27日 Krush.123 大岩龍矢 vs 山本直樹）

―意気込みを教えてください。
大岩:昨年初めて2連敗をして、何が何でも負けられない戦いなので、生きるか死ぬかの闘いだと思っています。

―試合が決まったのはいつ頃ですか。
大岩:1ヶ月くらい前から決まっていたのですが、延期で日にちが変わって、正式に決まったのは3日くらい前です。

―どんな準備をしましたか。
大岩:メンタルもそうですが、特に体作りをしています。体の調子は良かったのですが、絞り過ぎた部分があったので、今しっかりと体作りをメインでしています。

―具体的に体作りについて教えてください。
大岩:フィジカルの部分だったり、食事を栄養士さんに見てもらっていたり、血液検査をして、自分に何が足りないのか、分析をしてもらっています。

―変わった感覚はありますか。
大岩:疲れない体になりました。今までは激しい運動をすると、疲れが取れなかったのですが、しっかり栄養を取るようになってからは、回復が早くなりました。血液検査でも前は基準値を下回るものが多かったのですが、今は少なくなりました。

―1週間どんなスケジュールで調整していますか。
大岩:月曜日がオフで、火曜日から日曜日までは毎日練習をしています。朝と夕方で2部練をしています。

―1日どのように過ごされていますか。
大岩:火曜日は、朝、フィジカルトレーニングをして、1時間半くらい休憩して、お昼から格闘技の練習をしています。水曜日がラントレと格闘技、木曜日はフィジカルと格闘技、金曜日は軽くランニングをしてボクシング、土曜日はラントレと格闘技、日曜日もラントレと格闘技の練習をしています。

―格闘技はそんなに練習するものなのですか。
大岩:人によってですね。僕はトレーニングが多いほうだと思います。2時間だけ練習をする人もいますが、フィジカルやラントレと格闘技の練習を2部練でやっている選手が多いです。

「恐怖を力に変えるファンの存在」

―試合が決まってからの心境はいかがですか。
大岩:怖さがあるかないかと言われると、2連敗をしているので、怖さはありますが、生き残りを賭けて、必ず応援してくれている方々に結果で恩返します。

―どうやって怖さと向き合っていますか。
大岩:僕は動画やYouTubeでは弱さを見せないようにしていて、何も考えていないように見られがちなのですが、結構「気にしい」で、メンタルが強くない方です。夜も考えすぎて寝られないこともあります。だからこそ練習量が多くなるのだと思います。

―ここからどうやって調整していきますか。
大岩:トレーナーの方と一緒に練習していて、メンタルがぶれていると喝を入れてくれるトレーナーなので、その人たちの言葉を聞いたり、練習をし続けたりすることで、メンタルを整えていきます。

―減量はありますか。
大岩:7㎏くらい減量します。

―それは辛くないものですか。
大岩:前は10㎏、12㎏だったので、それに比べたらまったく余裕ですね。


―応援してくれている方に向けて決意を教えてください。
大岩:怖さは格闘家ならみんな多少は持っていると思うのですが、デビュー当時から応援してくれている人たちは、僕の失敗したところなどたくさん見ていると思います。ベルトも3回挑戦して、いつも判定で負けてしまい、あと1歩のところで結果を出せず、応援してくれている人たちを待たせてしまっているので、その人たちのために早くベルトを持って帰りたいと思っています。

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