
フィギュアスケート
フィギュアは“技術”か“芸術”か? ザギトワ金によるルール改正の是非を考える
平昌オリンピックで金メダルに輝いた15歳のザギトワ。ジャンプをすべて基礎点の高くなる後半に入れた演技は圧巻だったと同時に、多くの議論をも巻き起こし、国際スケート連盟はルール改正を示唆している。フィギュアスケートとは“技術”なのか、“芸術”なのか、それとも――。いま一度、その本質を考えたい。(文=沢田聡子)
江戸川大学教授 元福岡ソフトバンクホークス取締役 2018/03/07 15:38
フィギアのジャッジについては、昔から、多くの議論を呼んできた記憶があります。たとえば、アルベールビルの伊藤みどりとカタリーナ・ビット。伊藤みどりのほうが、わたしのような素人目にはもちろん、専門家の批評でも、伊藤のほうがビットよりも、優っていたという声が大きかったのですが、金メダルはビットでした。時間や得点という客観的な数値でない、審査で測る競技は、それをいくら標準化された数値に置き換えようとしても、難しいのでしょうね。
もっと読むライター/コラムニスト 2018/03/09 10:04
とても興味深く拝読しました。評価のバランスが非常に難しい競技ではありますが、「正しい技術と徹底された基礎あっての芸術」という羽生選手の言葉に納得。筆者が書かれているように、ルール改正に伴って今後はさらにレベルが向上するのではないでしょうか。
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