#スポーツBiz
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サッカー
DAZNマネーをどう使うべきか? 今こそ考えるべき2100億円の10年運用。
10年2100億円というのは相場感覚から言えば大盤振る舞いの値段だけれども、これでDAZNというヨソの国の媒体が日本市場で10年戦える手駒を渡したことになる。スカパーやスポナビライブでやるなら、日本市場から吸い上げるお金も日本のなかで還流して、経済をまわすのだろうが、DAZNでは外に出ていくだけ。有力コンテンツをおさえてJ-SPORTSやWOWOWやスポナビライブを切り崩していったあとはどうなってしまうのか。Amazonの登場によって潰れる町の小売店を見るような気持ちになりそうだ。DAZNを利用するのか利用されるのか。DAZN側は日本のスポーツシーンがどうなろうが知ったことではないわけで、「市場に入り込む手駒」ではなく「コンテンツ」として大事にされる価値をこの10年で身につけなければ、利用されただけで終わる。 -
Jリーグ
Jリーグが学びたい、アーセン・ベンゲルの卓越した経営手腕。「10年後のスター」を生み出す錬金術
ここにCEOのIvan Gazidisの手腕もあると考えています。ベンゲル監督のように現場でスポットライトを浴びるわけではないですが、MLSの副コミッショナーであった彼が大抜擢された人事登用は今でも船名に記憶しています。ピッチ上のプロとピッチ外のプロ、この両輪がしっかりとすると自ずとクラブも強くなると信じています。1 Comment
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サッカー
ウズベキスタン初のJリーガー誕生! ムサエフは日本に何をもたらすのか
J1のジュビロ磐田にウズベキスタン代表のフォジル・ムサエフが移籍。アジア枠初となるウズベキスタン人はJリーグに何をもたらすのか。その可能性を探る。
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スポBiz
「サッカー観戦はストリーミングが当たり前」の時代は来るか? 2017年のスポーツネット放送を俯瞰する
いまのところの勝者はJリーグでしょう。お見事!Bリーグも勝者ですね。 わたしも、しばらくコンテンツを売る側として、当時は、その権利の価値を理論武装して頑張りましたが、Jにしろ、Bにしろ、この値段で売る自信はないです。お見事!!これで、とにかく、スターを創る、あるいは連れてくることですよ。 一方、権利を購入した側の立場になると、パフォームにとっても、ソフトバンクにとっても、メリットはまだ不透明。 特に、年間210億×10年の投資をしたパフォームは、これをどうやって元を取るのか。課金モデルでは、少なくともわたしには不可能に思えます。コンテンツの価値って、実は、オーバーナイトサクセスではないんですよ。ファンの期待の半歩先を行き、それに対してファンがついてくる、という作業を地道に繰り返すんです。 そのほかの手段。たとえば、噂されているように、イギリス本国でのギャンブルにおける予想用の資料としての利用とか、う~ん、それでも想像つきませんね。GDPやら購買力などの数値をみて、日本市場は宝の山に見えるのでしょうね。宝の山なのは、その通りなのですが、市場環境・慣習の違いって、外国人が思う以上に大きいときってあるのです。(思ったほどではないことも、勿論ありますが)3 Comments
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スポBiz
すべて無償。いわきFCの異色なアカデミー事業に迫る。
いわきFCには日本のサッカーを文化としてのサッカーにかえるきっかけになる可能性がありますね。とはいえ欧州では当たり前になされてることをもってきてるだけでもあるんで、福島というマーケットの小さな場所でいわきFCの色を今後どうだしていくか、注目してます。7 Comments
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ラグビー
「企業スポーツはダメ」は本当か? トップリーグにみる日本ラグビー界のジレンマ
自分自身も、アマチュアスポーツ出身者(ソニーに勤務しながら、アサヒビールクラブ・シルバースターで3年間在籍させて頂きました)としましては、財源を提供して頂くことへの仕組みそのものは、財源を確保できるのであれば、それはそれに価値があるとは思います。 一方で、重要ですのは、貴重な財源を投資される立場としては、その投資に対するリターンがしっかりと可視化されており、それが中長期的にでもリターンが取れる仕組みになっているかだと思います。 企業は、営利団体である以上は、リターンを求めるのは必然だとは思います。その伝え方にこれから問われる重要性はあります。 選手も、同じく、投資されている以上は、最大のリターンを返すことに日々取り組みます。よって、問題は、選手や監督、コーチがアマなのではなく、これらを運営する人材が「プロ」であるかです。実は、強豪の企業スポーツにいらっしゃるスポーツ関係者は、自然と今で言う球団、クラブの「プロ」の役割を果たしております。なぜなら、ぞれだけ価値創造を考える立場を提供され、職業として、それだけ取り組める環境を準備されております。ただ、これはたまた自然発生的に成り立っているからこそ、そのキャリアを活かしきれなかった時代はあります。 でも、これからの時代は、こうした経験も含めて、しっかりとした職業するにすることが、スポーツ界の発展に繋がると思います。これは選手も、フロントも全てのスポーツに携わる方々においてです。7 Comments
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Jリーグ
鹿島アントラーズの、知られざるスポンサー戦略。常勝軍団を支える事業部門の活躍
スポンサー、より「パートナー」という言い方が定着してほしいですね。良いパートナーかどうか、長く続いているパートナーかどうか、鹿島アントラーズが表現する『横展開力』はキーワードでしょう。海外では既にパートナーシップという言葉に変わってきているようです。7 Comments
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バスケ
バスケを“文化”にできるか。Bリーグの現状と課題
Bリーグは、「文化」ではなくて「ライフスタイル」、にするよう努力すべきだと思います。日本のサッカーを見てもそうですが、「文化」が醸成されるには、とにかく時間がかかるので…。 数十年前の今とは全く異なる開発途上国であった中国に誰よりも先駆けて進出したNBAは、今や欧州サッカーをも凌ぐ人気です。 先駆者利益、素晴らしいマーケティング戦略、長年の赤字を垂れ流してもビクともしないマネー力など、成功の要因は色々あるのですが、一スポーツを超えた「ライフスタイル・ブランド」としての位置を確立したのも、成功要因の一つです!5 Comments
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スポBiz
フロンターレの名物広報・天野春果が危惧する、Jリーグのアンバランス。「事業のクラマーさんが必要」
私が残念に思うのは地方の貧乏クラブでも成績の話しかしない経営者がよくいたこと。 それどころか「目標、J1昇格」としか言えない自治体の首長もいました。首長ならスポーツクラブを利用して街をどうしたいのかをまず示すべきでしょう。 私がよく知っている地方クラブでもJ2平均の半分の予算で恥ずかしげもなく選手・監督に「J1昇格」と言ってしまう責任ある立場の人たちがかつていました。 地元出身選手が帰れないような給与水準、環境で県外から来た選手達に「待遇をよくしたかったらJ1に上がれ」というブラックぶり。 その上、現場ががんばって予算以上の成績を上げても不平を言う始末。地元マスコミもそれに同調。厚かましいというのはこのことですね。 現場のがんばりが利益享受者の勘違いを助長している現状はブラック企業そのものです。 しかしこれからはJリーグもより人的流動性が増してこのようなクラブは淘汰されビジネスも正常化していくと思います。11 Comments
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スポBiz
リオの笑顔が東京五輪のハードルを上げた
リオ五輪へは私の知り合い(アルゼンチンのメディア関係者)も大勢取材に行きましたが、やはり彼らからも同じような感想を聞きました。ボランティアやスタッフの印象がとてもよく、例え予定通りに事が進まなくても満面の笑顔で対応する姿に何度も癒されたそうで、そこがやはり簡単には真似できない「ブラジルらしさ」だったと思いますが、日本にも独特の良さがあります。アルゼンチンから日本を訪問する人たちは皆、日本人の「親切で礼儀正しく高貴」なところに惹かれたと口を揃えます。日本人特有の誠実さとプライドを忘れず、そこに笑顔をプラスして、リオとはまた異なる良さを感じ取ってもらえるといいですね。4 Comments
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Jリーグ
ずぶ濡れのまま1時間帰宅。Jリーグに「カスタマーファースト」の精神はあるか?
プロスポーツの商品の最大の特徴は事前に仕入れる事も、事後に在庫として保存する事も出来ないということだ。つまり生で行われる試合がメインの商品で、本当の意味で顧客満足度を上げる事が可能なのだと思う。雨でずぶ濡れになっても勝利、あるいは選手の頑張りを見ることが出来た試合と、屋根の下で温かいスープを飲みながら残念な試合を見たときどちらの満足度が高いだろう。当然メインディッシュだけでなく、前菜もデザートも美味しい方が良い。試合結果はコントロール出来ないが試合内容とホスピタリティーはコントロール出来る。出来る事をしっかりやることが大事だと思う。6 Comments
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サッカー
大企業がしのぎを削る、ユニフォームという巨大“看板”
スポンサードすると、どれ位経営に物言えるのか、日本のJリーグの20,30億円規模のクラブはかなり言うところが増えてきているが、世界もどうなのか興味ある。10 Comments
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野球
広島カープは、“市民球団”ではない。勝敗と商売をめぐる駆け引き
日比野さんの切り口はとても面白い。確かに、カープは「市民球団」ではないです。ただ、多くの市民に「カープは自分たちの球団」と思わせることに成功しているのがすごい。4 Comments
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野球
“2冠”の角中を輩出した独立リーグの現在地
実際に独立リーグの経営に携わってみて、様々な課題が理解でき、同時にそれが大いなる伸び代であると思えてきた。NPBの観客動員数というデータを見る限り、相変わらず野球は人気の高いコンテンツであることは間違いない。しかし一方で野球の若年層のプレーヤー人口の減少は紛れもない事実だ。サッカーの競技者人口普及の背景に各都道府県にほぼひとつ存在するJリーグのクラブの存在は大きい。一方NPBのチーム数は12だ。NPBのチーム数を増やすということは簡単では無いので、地域に存在する独立リーグの球団を活用しながら選手育成、興行、地域経済の活性化等共栄共存する方法は模索するべきだと思う。1 Comment
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スポBiz
競技団体の未来を左右するIOCの「格付」
『世界的な普及活動をどこまで行なえるか、大会の開催など多方面に影響をもたらす。』これ知らなかった。ルール改定の背景には、注目や人気を集めたいという各競技の思惑があったのか、面白い。1 Comment
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スポBiz
過剰な演出で魅力を半減させる日本のスポーツ中継
テレビ局には公共の電波使用ゆえの文化醸造への貢献や報道機関としての側面からスポーツをありのままに伝えるという役割や責任があります。ですが特に民放は収入に直結する視聴率が最重要事項ということも事実。極論すれば過剰演出など無い方が数字が取れるか、数字は二の次で構わないという本当にスポーツに理解のあるスポンサーが付くか、ということになってしまいます。つまり日本全体のスポーツへの成熟度の問題の方が大きいと思います。だからこそ、このような記事やそれを元に議論していくことが非常に大事になってくるのです。 ただし今の私の立場から言えば、地上波には許される範囲で大いに演出しファンを拡大してもらい、その中から純粋なスポーツ中継を生中継で楽しみたい人は有料の放送や配信で、という棲み分けが理想的なのですが・・・。有料サービス側はそれに値するスポーツ中継を提供できるかが最重要事項になってくる訳です。14 Comments
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