渡辺選手にとって、ファンの方々の存在

―ファン、サポーターの方はどんな存在ですか。
渡辺:一番力をもらえる存在ですね。例えば試合の入場の時など、柔道の時は、笑ったり、周りに手を振ったりするようなことはありませんでした。しかし、格闘技では、ファンの方の声が聞こえるので、いつの間にか笑顔で声援に応えていて、「楽しい」、「頑張ろう」という気持ちになります。良い意味で肩の力が抜けてリラックスできるので、ファンの方や周りのサポートしてくださる方の存在はとても大きいなと感じて、ファンの方のためにも頑張りたいと思いますね。

―どんな時に強く思いますか。
渡辺:コロナの影響もあって、しばらく試合をしていなくて「忘れられているかな」と思っていましたが、SNSで「早く試合をしている姿が見たいです」と言ってくれる方が多くて、その時に「頑張りたい」と思いましたね。「試合が見たい」と言ってくださっているファンの方は、「試合に勝つ姿が見たい」と思ってくださっていると思うので、試合に勝った姿を早く見せたいです。

―常に気にかけてくれるコアファンはどんな存在ですか。
渡辺:コアなファンの方とは、より絆があるように感じます。毎回試合を見に来てくれる方もいて、私からチケットを買ってくださったり、写真を撮ってくださったり、Twitterで返事をしてくれる方などは認識しているので、身内のような感覚になりますね。

―みなさん次の試合を待っているのですね。
渡辺:そうですね。だからこそ早く試合をしたいという気持ちが強くあります。海外だと見に来ることが難しくなってしまいますし、テレビも有料の番組になってしまうので、日本で試合をしてたくさんの方に見ていただきたいという気持ちもありますね。

―ファンの方に試合を見てもらって、どんな気持ちになってほしいですか。
渡辺:自分が一生懸命試合をしている姿を見ていただいて、「仕事を頑張ろう」など、何かの活力や後押しになれば嬉しいなと思っています。

「自分の経験と言葉で後押しができるようなことがあれば協力をしたい」ファンの方々に伝えたいこと

―PasYouに参加するにあたって、どのような点に魅力を感じていただけましたか。
渡辺:SNSだと自分が発信するのは大勢に向けた形なりますが、PasYouさんだと一人一人に熱量を注いでメッセージを送れるところに魅力を感じました。

―1対1でコミュニケーションを取ってみたいという思いはありましたか。
渡辺:そうですね。機会があれば取ってみたいと思っていました。ファン交流会を1回やったことがあって、その時に一人一人お話することができましたが、なかなか1対1でお話を長くすることはできなくて。大勢の前で話すことはありましたが、一人一人に声をかけることができないので、今までにないサービスだなと感じました。

―ファンの方との交流を行ってきた理由を教えてください。
渡辺:応援してくださっている方がいてこその自分なので、感謝の気持ちを伝えたいと思い、交流していました。

―こんな人にこんなメッセージを届けたいというイメージはありますか。
渡辺:スポーツや他のことに挑戦していて、うまくいかないことがあったり、悩みがあったりして、応援してほしいなど、自分の経験と言葉で後押しができるようなことがあれば協力をしたいと思っています。

―クローズドな空間をどのように活用していきたいと思っていますか。
渡辺:大勢の前や、他の方の目がある場所だと、あまり踏み込んだことも言えなかったり、これを言ってしまうと批判が来るかなと考えてしまったりします。1対1でのコミュニケーションという特徴を活かし、私の考えや、自分の思っている声を真摯に届けたいと思っています。

「互いがより身近に感じることができる」アスリートの発信について

―アスリートが発信をすることに対してどうお考えですか。
渡辺:とても良いことだと思います。私がファンの方だとしたら、「好きな選手がどんな生活をしているのか」や、「オフでどういう写真を撮っているのか」ということに興味が湧きます。しかし、それを知るためにファンクラブ入るなどの手順を踏まなければいけなかったら「やっぱりいいや」となってしまいます。ですが、SNSだと気軽に見ることができますし、選手とファンのお互いがより身近に感じることができて、ファンの方との交流としてのメリットがあります。さらに、選手が伝えたいことを伝えられるということも大きいです。インタビューは限られた人しかされなくて、上にいかないと自分の想いを発信できなかったのですが、SNSでは気軽に「○○選手と戦いたい」や、「RIZINに出たい」など、アピールする場所として格闘技界では活用されています。SNSで呼びかけたことによって、相手の選手から反応があって、トラッシュトークが始まり、ファンの方が見てくれて盛り上がってくれることもあります。なので、試合が盛り上がる手段でもあり、選手の考えを発信できる場でもあると思っています。

―プロモーションの大事な部分として利用されているのですね。
渡辺:そうですね。格闘技の試合に出る時に、選手のプロフィール欄にTwitterとInstagramのアカウントが公式で載っているくらいビジネスで活用されています。

―発信せず競技に集中しろという意見に対してどう思いますか。
渡辺:そういう意見もわからなくはありませんが、選手としてやっていくには大事なことだと思います。練習を24時間やるわけではなくて多くても3,4時間なので、それ以外の時間に発信したり交流したりすることによって、仕事に繋がることもあるので、スポーツで生きていくならSNSも必須になるのかなと思っています。ずば抜けて競技力が強かったらまた違うと思いますが、自分のブランディングとしてやっていかなければならないことですね。

―選手自身が盛り上げていくのですね。
渡辺:格闘技は興業なので、盛り上がらないと試合が減ってしまいますし、オリンピック競技のように無観客でも試合ができるものでもないので、選手一人一人が意識を持って盛り上げる必要があります。チケットを売ることに関しても賛否両論があって、「チケットを売るのは選手の仕事じゃない」と言う方もいらっしゃいますが、私は大会があって試合ができると思っているので、積極的にSNSを活用してやっていきたいと思っています。

競技面、そして競技外でのこれからの目標

―競技面での目標を教えてください。
渡辺:競技面では、まずは試合に勝つことですね。結果をしっかり出して、Bellator MMAのチャンピオンになります。

―Bellator MMAのチャンピオンはどのくらいのレベルですか。
渡辺:ランキング上位の人をどんどん倒していけば、チャンピオンがいるので、1試合目でランキング上位の人とやったら、3試合目くらいで到達する可能性があります。契約試合数があるので、その試合数を消化するまでにはチャンピオンまでたどり着きたいと思っています。

―競技外の面での目標はありますか。
渡辺:格闘技を広めたいですね。格闘技はあまりメジャーなスポーツではなく、テレビではありがたいことに放送されますが、サッカーなどに比べれば有名ではないので、少しでも多くの方に知ってもらえるように活動していきたいですね。

渡辺華奈選手にビデオメッセージをリクエストしよう!

憧れの選手から『あなただけ』に向けた完全オリジナルメッセージが届きます。ファンの方のリクエストをもとに、1つずつビデオレターを撮影いたします。(一本およそ60秒程度です。)特に、下記のようなリクエストが集まっております。

『毎日頑張る子どもにメッセージを贈りたい!』
『友人の誕生日にメッセージを贈ってあげたい!』
『大事な試合に向けて、自分のことを鼓舞してほしい!』

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【特集】Off The Pitch〜アスリートの知られざる一面〜

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VictorySportsNews編集部