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サッカー
ハリルホジッチは、世界王者をどう追い詰めたのか? 2014年W杯を振り返る
今日いきなり届いたハリルホジッチ監督解任の一報。この記事に書かれているような相手に合わせた戦術を構築する前段階での解任。会長の説明聞くと結局は選手との信頼関係だったようだ。この記事中に出てくるようなハリルホジッチ監督の本当に良い表情はオーストラリア戦でW杯出場を決めた時だけだったかもしれない。解任会見で気になったというか違和感覚えたのは、今回の人事を「新しい監督は内部昇格しかない」と表現したこと。監督を決める技術委員は大きい意味では当然サポートもするし、日本サッカー協会という組織内では内部というかもしれないが、現場ではない気がする。さらに技術委員長が監督になるというのは昇格人事ではないと思う。 -
サッカー
結局、ハリルホジッチへの理解は深まらなかった。五百蔵容×結城康平対談
日本人はサッカーにだけ関わっていられるわけではないので、マニアと同じ理解レベルに上がってこい、プロセスに注目せよと言われても困るわけで…。 そもそも、わかっているマニアが感心するだけでなく、わからない素人にも伝わる魅力がなければ理解も広がりも得られないだろうと思う。映画の作り方など知らなくても泣くほど感動したり、音楽の理屈など知らなくても一生心に残る歌はある。サッカーの文化などなくても伝わるプレー、伝わる試合はあるはずだ。 そうした「わからない人にも伝わる試合」をもって大本番で結果を出したときこそ「わかっている人」の出番だろう。そのタイミングなら理解しよう学ぼうという気持ちも起きるはず。今はサッカー後進国・日本を嘆いている場合ではなく、来たるべきその日のために「伝わる言葉」を用意し、記録を残すための備えの時間ではないだろうか。 みんながカーリングのことを知りたがる時期のように、みんながハリルホジッチのことを知りたがる時期は、勝てばきっとくる!(※それじゃダメなんだ!というお怒りかもしれないが…)8 Comments
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サッカー
ハリルホジッチの解任を叫ぶ前に、最低でも考えてほしい3つの事柄
韓国戦が派手に終わり、解任論がたくさん吹き荒れるはずですのでぜひお読みください。#daihyo12 Comments
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サッカー
ポジショナルプレー総論。現代サッカーを貫くプレー原則を読み解く
抽象的な概念は言語化されなければ共有できない、という考えに深く賛同します。 目に見えないまたは認識されていないものを言語化・記号化することで新たな概念を生み出すことが出来るのだと思います。1 Comment
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サッカー
なぜ日本は、南米に叩きのめされるのか? 克服すべき9つの課題
フットサル/サッカーコーチ. @dai_footballさんに、なぜ日本が南米勢に分が悪いのか、どうやったら伍して戦えるようになるのかを執筆いただきました。 #daihyo #日本代表 #brazil12 Comments
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オールスポーツ
「走れる=良い選手」なのか? 専門家に訊くスポーツデータの見方、初歩の初歩
日本代表監督がオシム監督だったとき、当時の遠藤保仁選手の運動量がとても上がったのにはびっくりしたなぁ。 走行距離や運動量は監督の方針に由来するように思います。わかりやすい例でいうと、ペップの下の選手。6 Comments
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サッカー
サッカーとは、戦術を「無効化」するスポーツである。五百蔵容×結城康平対談(3)
サッカーを「戦術で決まらない要素が多すぎるスポーツ」と位置づけ、「だからこそ戦術が重要になる」という考え方の元に話が展開される非常に面白い記事だと感じました。 サッカーの不確定要素を見出し、不確定要素が多いからこそ戦術の構築によって確定できる範囲をできる限り増やそうとしてきた歴史がよく分かる。 また、ラグビーなど他の競技と関連付けながら戦術の意義を分析している視点の重要性をこの記事によってより明確に確認できました。5 Comments
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サッカー
日本サッカーの重大な課題は、「抽象化できないこと」である。五百蔵容×結城康平対談(2)
五百蔵さん @500zoo 結城康平さん @yuukikouheiさん対談、2回目がアップされました。サッカーだけでない領域における、文化を積み上げ継承し発展させていくうえでの日本の課題の話です。14 Comments
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サッカー
日本代表に足りない“ポジショナルプレー”とは何か? 五百蔵容×結城康平対談(1)
普段からツイートを拝見させて頂いてる五百蔵さんと、ツイートはもちろん毎号の連載まで読んで勉強させて頂いてる結城さんの対談記事。自分もこんなサッカーの見方をできるようにしたい5 Comments
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サッカー
サウジがハリルホジッチに突きつけた、根本的なリソースの限界。徹底分析・サウジアラビア戦
この試合の失点場面に関しては、柴崎のポジショニングよりも、サイドでマンツーマン気味に守っていたことのほうが個人的に気になりました。実際、普通にゾーンで守っていれば、あそこにスルーパスを通されることはなかったわけで・・・。 ボールホルダーに行けずにずるずる下がってしまったこと、取ったボールをつなげずにすぐに相手に回収されてしまったことも、そのことと少なからず関係あるように思います。 Jリーグの多くのチームがゾーンディフェンスのセオリーができていないことは同意します。ユース年代からゾーンディフェンスをしっかりと指導することは必要だと思いますが、大人になってからでもある程度はできるんじゃないでしょうか? ベンゲルやバクスターもできたわけで、ザックも最初の頃は良かったように思います。 また、ゾーンだけで守るのも難しくなってきているのも事実で、ゾーンで守るところとマンマーク気味にいくところの使い分けも大事かと思います。こちらの岩政さんの記事も参考になりました。↓ https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170906-00029699-sdigestw-socc&p=1 あとは、マスコミにも責任があると思うのですが、デュエルばかり強調されすぎているのも気になります。よくスペインリーグを見て感じるのですが、守備で瞬間的に数的不利な状況になっても、瞬時に危険なコースを切って自分たちに有利な方向に誘導して、複数人でボールを奪う場面を見ます。まさに集団で狩りをするという感じです。本当に日本に足りないのはデュエルなのか?というのはよく考える必要がある気がします。1 Comment
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サッカー
豪戦、完勝の布石は1年前に打たれていた。徹底分析・オーストラリア戦
勉強になりました! 今日のサウジ戦での負けも、同様に解説して欲しいです。 試合をほんわりとした印象で解説する一部のライターとは違い、よく分かりました、先生?!2 Comments
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サッカー
豪を破壊した、ハリルの「開始30秒」。徹底分析・オーストラリア戦
分析の記事は本当に難しいと思う。最初の30秒で起きたことを定点観測して、それに近いシーン抜き出せば「なるほど!」となるが、実はそうでないシーンも沢山ある。この最初の30秒のはめ方が意図的でそれが徹底出来ていたとしたら自然にセームサイドのWBとDH間、つまりスミスとアーバイン、レッキーとルオンゴのパス交換が多くなるはずだ。しかし、スミスからアーバインは6本、レッキーからルオンゴも6本と他のパス交換頻度と比較しても決して多くはなかった。記事の分析では大迫によって切られてしまい多くのパスが通らないとされていたスミスと同サイドのCBスピラノビッチへのパスが8本、レッキーから同サイドのCBミリガンへのパスは15本と同一選手へのパスとしては二番目に多かった。さらに左CBスピラノビッチからセンターのセインズベリーヘのパスが最多で18本、つまりサイド高い位置が詰まった時に、一度後ろに戻してそれをセンターに回すというパスが一番多かったことになる。分析を定点観測して図で示すと、なるほどと思われることが実際に起きたFact、つまりデータで見ると異なる分析内容が浮かび上がってくる。主観的分析と客観的分析という比較の問題提起という意味ではとても興味深かった。10 Comments
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Jリーグ
ミハイロ・ペトロビッチはどのようにJリーグを席巻し、敗れたのか? 五百蔵容
おなじみ五百蔵容( @500zoo)さんに執筆いただきました。“ミシャ式”が猛威をふるった10年。その魅力的な攻撃サッカーは、Jリーグに確実な足跡を残しています。その基本構造と、リーグにもたらした功罪について解説していただいています。2 Comments
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サッカー
1人たりとも、見捨てない育成。新たなメッシを生み出すアイスランド
フィードバックやモチベーションについてなど、育成フェーズにおいて教育学の視点が非常に重視されていることが興味深い。 この記事の内容を見る限り、日本の育成はあらゆる競技においてまだまだ遅れをとっていると思います。 指導に携わる多くの方に読んでもらいたい記事です。10 Comments
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Jリーグ
ジェイ・ボスロイド。「元・天才」の数奇な半生を振り返る
ジェイがこんな壮絶な人生を送ってきたなんて、恥ずかしながら知らなかった。他のJリーグでプレーする外国籍選手たちの、こういう物語をぜひ読んでみたい。それぞれに、きっと読み応えのあるドラマがあるに違いないから。9 Comments
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Jリーグ
森保一の広島は、なぜ機能不全に陥ったか。最後の一手が尽き、万事休す(後編)
いつかJリーグにもファーガソンやギ・ルーのような長期政権監督がいても面白いのではと思っていました。そして、それが見られそうなのはサンフレッチェでの森保さんなのではと勝手に妄想していただけに今回の交代劇の裏側に興味を持っていましたが、非常に読み応えのある内容でした。 戦略や戦術を練ってどんなにいいサッカーを継続していても、ちょっとしたことで勝てなくなることはあると思います。組織は水の流れと同じで滞留していては腐ってしましますが、その時に積み上げてきたものを捨ててまで監督を替えてしまうのか、別の原因で勝てなくなっているだけなのかの判断は本当に難しいものです。 間違いなく日本監督のレベルは上がっていますが、同様にGMやフロントの監督交代に対する目利きもレベルアップしているのかどうかも気になってしまいました。2 Comments
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Jリーグ
森保一は、広島に何を残したのか。栄光をもたらした戦術を徹底分析(前編)
五百蔵容( @500zoo)さんに依頼しました。#sanfrecce 森保さんの功績について、戦術面でこれほど深掘りできる人は少ないと思います。単に「ミシャの戦術を調整した」だけでなく、プレーモデルを再構築し、サッカーの本質的な部分で理にかなった戦術であることが本記事からご理解いただけると思います。後編もお楽しみに。2 Comments
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サッカー
「居残り練習」を捨てよ。グアルディオラの「練習論」。
「量」を重視する指導者が日本に多いのは、そもそもの始まりが、競技者としてのスキルを高めることよりも、精神を鍛えることを一番の目的としていたからだと思う。 ちなみに、サッカーにおける居残り練習は、フリーキックを始めとする技術部分に特化したものであれば、効果的なのではないか。中村俊輔や遠藤保仁の居残り練習を何度か取材させてもらったが、試合で完璧なキックを蹴るために、質の高い居残り練習は確実に効果があると感じた。32 Comments
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Jリーグ
ドルトムントが浦和戦で見せた、世界水準。強烈な二度追いプレスについて
ブロガーのらいかーるとさん(@qwertyuiiopasd)による、浦和vsドルトムント戦の戦術分析記事。とても丁寧な分析なので、なんとなく感じていたことがスッキリして、読んでいて気持ちがいい。7 Comments
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サッカー
中村俊輔の伝家の宝刀、FKに隠された知られざる技術。
技術解説の文章を読んでから関連動画を見ると、より理解が深まる。中村俊輔のFKに関してだからこそ、という面はもちろんあるが。こういった、技術的な側面に特化した原稿を書けるライターさんはあまりいないので、(勝手ながら)結城さんにはどんどんこういう原稿を書いてほしいと思います。9 Comments
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サッカー
ハリルホジッチに打つ手はあったか? 日本対イラクレビュー(らいかーると)
戦術的にも、本田圭佑がキーマンだったことがわかる分析記事。また、戦術とは別に、酷暑の中ではハリルのサッカーをすることが難しいのが改めてわかった一戦でもある。次戦オーストラリア戦は8月31日。この日と同様に酷暑の中でのゲームを、日本はどう乗り切るのか。4 Comments
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Jリーグ
日本サッカー界が持て余す、大卒Jリーガーのポテンシャル
ちなみにプロ野球は、大学出身者と高卒、ほぼ半々ですね。12 Comments
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