#新型コロナウイルス
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相撲
大相撲裏金問題が終決 ~貴乃花びいきメディアの罪科
大相撲名古屋場所を前に、土俵の裏側で繰り広げられていた戦いに終止符が打たれた。日本相撲協会が元顧問の小林慶彦氏と、同氏が代表取締役を務めるコンサルティング会社を相手取った損害賠償訴訟で、東京地裁は6月8日、元顧問側に9800万円余りの支払いを命じる判決を下した。その後、双方とも控訴せずに終結。6月下旬に確定した相撲協会の勝訴により、〝裏金顧問〟との異名が実情と相違なかったことが証明された。元顧問は法廷の場で、一般社会では通用しなさそうな釈明に終始し、馬脚を現していた。元顧問を相撲協会に招き入れた北の湖前理事長(元横綱)の死後、約4年半に及ぶ法廷闘争を経て、角界の恥部が名実ともに排除された形。新しい時代への一区切りとなった。
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テニス
ウィンブルドンの独断が招いた、プロテニスツアーの分断が意味することとは!?
日本を代表するプロテニスプレーヤーの1人である大坂なおみが、テニス4大メジャーであるグランドスラムの第3戦・ウィンブルドンに出場しないことを発表した。左アキレス腱痛が完治しなかったと見られる。グランドスラム第2戦・ローランギャロスでの戦いを終えた直後、大坂は、ウィンブルドンに出場しない可能性を示唆していた。なぜなら2022年特有のウィンブルドン事情が影を落とし、大坂の心情にも影響を及ぼしていたからだ。
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相撲
大相撲夏場所総括~激化する若い部屋持ち親方たちの戦い
大相撲夏場所後に誕生した新十両力士に、新たな潮流が浮かび上がっていた。欧勝馬(鳴戸部屋)と豪ノ山(武隈部屋)はともにそれぞれの部屋で初の関取となった。角界で「資格者」と呼ばれるように、十両に上がってやっと力士として〝一人前〟と見られるようになる。それだけに本人にとっては格段の喜びであると同時に、部屋にとっても実入りが増えるなど単なる一力士の昇進以上の価値がある。師匠同士の競い合いという点からも意義深い昇進劇だった。
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相撲
大相撲夏場所総括~終息しつつあるコロナ禍がもたらした影響
5月の大相撲夏場所は終わってみれば横綱照ノ富士が12勝3敗で制した。優勝が決まった千秋楽までには大関陣の不振など紆余曲折。日々の出来事の裏側で浮き彫りとなったトピックもあった。場所中や場所後の特徴的な現象を2回に分けて探ってみた。
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陸上
日本陸上界が抱える報奨金の大幅減額問題~選手の活躍と反比例するボーナス
陸上のトラックシーズンが本格化し、花形種目と言える男子100㍍をはじめ、楽しみな季節になってきた。今季のメインイベントは7月に米オレゴン州ユージンで開催される世界選手権。9月に予定されていた杭州アジア大会(中国)が延期になった分、余計に注目が集まりそうだが、大会を前にして残念な知らせが舞い込んだ。日本陸連が世界選手権の成績優秀者に与える報奨金が大幅に減ったのだ。長引く新型コロナウイルス禍の影響を受けた形で競技団体の苦悩が垣間見えるが、選手のボーナスカットは安直な印象も与える。若手には2024年パリ五輪を見据えて有望株が出てきており、報奨金の減額を意に介さないような活躍ぶりが待望される。
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サッカー
衝撃の即席検査場に偽メディアパス女も!?ACLベトナム取材で目撃した驚愕エピソード大放出
ベトナムに来てから約3週間が経った。今、この原稿を南部の中核都市・ホーチミンのホテルの一室で書きながら思い返してみると、ベトナムの人々の温かさが身に沁みる。この国の人々は、それぞれの人生を精一杯に生き、謳歌している。ベトナム人の平均年齢は約30歳と非常に若く、それを反映するように街中は若さや活気に溢れている。象徴的なのは街の風景だ。超高層ビルの真下にも小規模な商店が隙間なく軒を連ね、道を無数のバイクや車、人が昼夜を問わず行き交う。秩序とカオスが隣り合った、一見すると奇妙な光景だ。
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野球
横浜DeNAベイスターズが今永、オースティン、ソト不在でも見せた 昨季最下位からの“3つの変化”
就任2年目を迎えた三浦大輔監督率いる横浜DeNAベイスターズは、開幕からの3カード、8試合(1試合は雨天中止)を4勝4敗の勝率5割でスタートした。6年ぶりの最下位に沈んだ昨季の悔しさを糧に、チームスローガン『横浜反撃』を掲げて臨む今シーズン。レジェンドOBの石井琢朗、斎藤隆、鈴木尚典、相川亮二の4氏を新コーチとして迎え、日本ハムを自由契約となった大田泰示外野手ら新戦力も加わった。エース。今永昇太投手が春季キャンプ中に、主軸のタイラー・オースティン外野手、ネフタリ・ソト選手は開幕直前に故障で離脱するアクシデントに見舞われる中でも見せた、昨季からのチームの“変化”とは。ここまでの戦いぶりから検証する。(数字は4月4日時点)
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大相撲
大相撲春場所展望 ~荒れる春場所は訪れるのか
13日からの大相撲春場所はさまざまな視点で興味深そうだ。新型コロナウイルス禍の中で、観客を入れての地方場所で最後に残されていた大阪。2月に入り、力士ら日本相撲協会員に大量の新型コロナ陽性者が判明した。通常開催がままならない中、来場者の割合を増やして実施される。新型コロナ対策はもちろん、かつては〝荒れる春場所〟が代名詞だった場所の優勝争いや、すねに傷を持つ力士たちの様子も気になるところ。テレビ中継ではちょっとマニアックなチェックポイントもある。
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プロ野球
日本ハム・新庄監督と阪神・矢野監督 対照的な形でキャンプの“主役”となった両指揮官に待つ未来
どちらの“劇薬”が良薬となるのか-。春季キャンプを終え、開幕を目前にしたプロ野球で、2つの球団が異例のスタートを切り話題になった。新庄剛志監督が就任した日本ハムと、就任4年目を迎える矢野燿大監督率いる阪神だ。新庄ハムが派手なパフォーマンスや連日の“臨時コーチ”による指導など連日のように話題を振りまけば、阪神・矢野監督はキャンプイン前日に突然今季限りでの退任を公表。秋に笑えるのは一体?ここまでのチーム状況を見ながら今後の行方を占う。
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オールスポーツ
コロナ禍の今こそ運動習慣を身につける! 運動習慣を拒む3つの『ないから』と、それを解消してくれるSIXPAD HOME GYMを試してみた
今から約2年前のことだ。緊急事態宣言が発令され、自宅でじっとすることを強いられた。でも、元来外に出たい性分であり、外に出ても後ろ指を指されないことって何だろう? そう考えた私は「早朝ランニング」を始めることにした。基本はTシャツにランニングパンツで寝る。朝起きたら、スマホをいじったりせず(これ大事)、ランのシャツに着替えて、計測用の時計をつけて、外に飛び出すのだ。
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フィギュアスケート
フィギュア「りくりゅう」ペア 『私たちが日本のペアの未来を変える』弱点種目での大躍進を支えた使命感
20日に閉幕した北京冬季五輪でフィギュアスケートの日本勢は1大会最多の4個のメダルを獲得した。とりわけその活躍が目を引いたのは、ペアでファンから「りくりゅう」の愛称で親しまれる三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)だ。
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プロ野球
球春到来も静かな沖縄キャンプ。ホテルに缶詰の野球選手と、選手の来ない夜の街
年末年始の帰省ラッシュや旅行者の増加などの影響もあり1月初めに起きた新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、1月9日から「まん延防止等重点措置」が適用されていた沖縄県。2月20日の期限をもって解除され一時期の感染状況からすると落ち着きは見せてきているも、以前であれば観光産業などで盛り上がっていた国際通りをはじめ、夜の街の賑わいは無いに等しい状況が続いた。
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プロ野球
コロナ下で迎えた2年目のプロ野球キャンプ。球団、ファン、メディアに求められる“厳戒態勢”と、球界が有観客での実施にこだわる理由
プロ野球のキャンプが宮崎、沖縄両県で2月1日に一斉に始まった。昨年に続いて新型コロナウイルス感染が拡大する中で、2年ぶりに観客を入れての実施となったが、選手や首脳陣に感染者が相次ぐなど厳しい状況を強いられている。各球団はどのように対応して、この苦境を乗り切ろうとしているのか。そして、日本野球機構(NPB)が目指す観客上限なしでの3月25日開幕は実現するのか。コロナ下のプロ野球キャンプにおけるチーム、ファン、メディアの“厳戒態勢”をリポートする。
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北京五輪
「東京大会よりもはるかに厳しい」 厳戒態勢の中の異例の五輪取材で待ち受けるものとは
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」が世界的に感染急拡大する中、北京冬季五輪が本日、開幕する。「ゼロコロナ」政策を掲げる中国は、昨夏の東京大会を遥かに上回る厳戒態勢で感染の抑え込みに躍起となっている。1月下旬、羽田空港から報道陣らを乗せたチャーター機で北京入りした。
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大相撲
大相撲からウィズコロナ時代のスポーツを読み解く ~初場所も有観客で無事完走
新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るう昨今、試合中止や棄権などスポーツ界も大きな影響を受けている。そんな中、大相撲初場所が1月23日に千秋楽を迎えた。新型コロナが最初に拡大してきた一昨年以来、角界は打ち切りに追い込まれることなく本場所の完遂を続けている(緊急事態宣言下で中止した2020年夏場所を除く)。初場所後、新大関御嶽海が誕生したのも当然、場所があったからこその出来事。誰が感染してもおかしくない状況でも、やり方によってはスポーツイベントも新型コロナに対応できることを国技が示している。
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フィギュアスケート
完璧にやるには自由でなければならない―。壁を乗り越えた宇野昌磨は北京で輝けるか
4日に開幕する北京冬季五輪。94年ぶりとなる3連覇の偉業達成に挑む羽生結弦(ANA)や世界選手権3連覇中のネーサン・チェン(米国)ら実力者によるハイレベルな頂上決戦に注目が集まるフィギュアスケート男子で、前回2018年平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)も特別な思いでリンクに立つ。「スケート人生のどん底」も経験したこの4年間。新たな恩師の下で復活を遂げて挑む2度目の大舞台で、一回り成熟した滑りを見せつける。
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ラグビー
ワールドカップの熱狂は何処へ ~ 危惧されるラグビー「リーグワン」
年が明け、新リーグ誕生! という割にはいまひとつ盛り上がりに欠けている。ラグビーで前身のトップリーグから刷新された「リーグワン」。従来の企業色を薄め、地域密着や収益向上を志向しながら競技の普及や人気拡大を目指している。華々しい船出を狙ったが、新型コロナウイルス感染再拡大や所属選手の逮捕、さらには新鮮味の乏しさなど運営面の課題も露呈。日本代表の躍進でブームが訪れた2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の熱気は既に遠い昔の感があり、このままでは先行きが心配される。
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野球
“集客”から“IT”へー。横浜DeNAベイスターズが見据えるコロナ禍打破の戦略とは
プロ野球・横浜DeNAベイスターズ(以下ベイスターズ)が、コロナ禍の中で新たなスポーツビジネスの“未来”を切り開くべく積極的な動きを見せている。2011年12月のディー・エヌ・エーの球界参入から早10年。さまざまな新機軸を打ち出し、野球界にスポーツビジネスを持ち込んだ球団の“今”を探る。