新時代の「スポーツビジネス」とは? 池田純が語るこれからの“求められる人材”

「2020年の先を見据えた、スポーツの未来を考える」をコンセプトに、スポーツをビジネスとして考え、実行に移せる人材を輩出していく学びの場『Number Sports Business College』。豪華講師陣がスポーツビジネスの最前線を徹底的に語った第1期終了を記念して、新書『最強のスポーツビジネス Number Sports Business College講義録』が発売される。発売を前にNumber Sports Business College発起人の池田純氏にこの1年間を振り返っていただくとともに、未来のスポーツビジネスについて話を伺った。(インタビュー・文=新川諒)

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『Number Sports Business College』を一冊に凝縮したスポーツビジネスのバイブル

年間約24億円もの赤字を抱えていた横浜DeNAベイスターズを5年で黒字化させ、絶対不可能と言われていた横浜スタジアムの株式公開買い付け(TOB)に成功するなど、手腕を発揮してきた前球団社長、池田純氏。2016年10月に同職を退任後も、スポーツ庁参与、Jリーグ アドバイザー、サンウルブズを運営する一般社団法人ジャパンエスアールCBO(チーフブランディングオフィサー)、明治大学学長特任補佐など、スポーツビジネスの最前線で活躍している。

その池田氏が発起人となって2017年4月に開講したのが『Number Sports Business College』だ。同カレッジでは、各競技団体やスポーツビジネスの世界で活躍している方をゲストに迎え、受講者がスポーツビジネスの現状や課題を学べる場を提供している。双方向のコミュニケーションに重きを置いて、受講者のみならずゲストを交えたディスカッションを行うことで、参加者がスポーツ産業を多角的な視点で見つめ直し、新たな発想を生み出せる力を養っていくことを目指している。4月12日(木)には第2期がスタートし、さらなる盛り上がりを見せそうだ。

今回、これまでに非常に豪華なゲストを迎えて開催され大きな反響を呼んだ同カレッジが、書籍『最強のスポーツビジネス Number Sports Business College講義録』(文藝春秋社)となって、4月20日(金)に刊行されることになった。第1期第1回~第19回までの講義内容が、さらに価値を高めた内容として収録された本書は、スポーツビジネスを志している方、すでに携わっている方、あるいは他産業からスポーツ事業への参入を考えている方に必見の、スポーツビジネスのバイブルといえる一冊になりそうだ。

以下、本書に収録されているゲストの一覧(敬称略)
■♯1 鈴木大地(スポーツ庁長官)
  スポーツ基本計画が示す日本の未来
■♯2 為末大(世界陸上男子400mハードル銅メダリスト/DEPORTARE PARTNERS 代表)
  アスリートのキャリアとスポーツベンチャー
■♯3 大河正明(Bリーグ チェアマン)
  バスケットの可能性 アリーナの可能性
■♯4 島田慎二(株式会社千葉ジェッツふなばし代表取締役社長)
  チームを再建し、人を呼ぶ方法
■♯5 田嶋幸三(日本サッカー協会会長)
 「育成日本」復活の真意とは
■♯6 井上康生(シドニー五輪柔道男子100kg級金メダリスト/柔道全日本男子監督)
  日本柔道はなぜ復活できたか
■♯7 齋藤精一(株式会社ライゾマティクス代表取締役社長)
  スポーツエンターテインメント テクノロジーの幸福な関係
■♯8 岩渕健輔(公益社団法人日本ラグビーフットボール協会理事/TEAM JAPAN2020 男女7人制日本代表監督)
  2019 年、そしてその先のラグビーのために
■♯9 上野裕一(一般社団法人ジャパンエスアール会長)
  サンウルブズ、スーパーラグビー参入までの道
■♯10 ジム・スモール(MLB JAPAN ヴァイスプレジデント アジアパシフィック)
  MLB のアジア戦略とWBC
■♯11 早野忠昭(一般財団法人東京マラソン財団事業担当局長・レースディレクター)
  愛される市民マラソンの作り方
■♯12 隈研吾(建築家/東京大学教授)
  新国立競技場に込めた思い
■♯13 太田雄貴(日本フェンシング協会会長)
  フェンシングをメジャーにするために
■#14 松下浩二(Tリーグ専務理事/株式会社VICTAS 取締役会長)
  卓球新リーグをなぜ立ち上げたのか
■#15 川淵三郎(日本サッカー協会最高顧問/日本トップリーグ連携機構代表理事会長、他)
  すべては組織のガバナンスから
■♯16 大橋秀行(ボクシング元WBC/WBA 世界ミニマム級チャンピオン/大橋ボクシングジム会長)
  日本ボクシング界の「今」と「これから」
■♯17 堀江貴文(実業家)
  スポーツはビジネスチャンスにあふれている
■♯18 池田純(一般社団法人ジャパンエスアール CBO(チーフブランディングオフィサー))
  青山ラグビーボールパーク化構想と、サンウルブズ活性化計画

『Number Sports Business College』の詳細はこちら

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新時代の「スポーツビジネス」とは? 池田純が語るこれからの“求められる人材”

「2020年の先を見据えた、スポーツの未来を考える」をコンセプトに、スポーツをビジネスとして考え、実行に移せる人材を輩出していく学びの場『Number Sports Business College』。豪華講師陣がスポーツビジネスの最前線を徹底的に語った第1期終了を記念して、新書『最強のスポーツビジネス Number Sports Business College講義録』が発売される。発売を前にNumber Sports Business College発起人の池田純氏にこの1年間を振り返っていただくとともに、未来のスポーツビジネスについて話を伺った。(インタビュー・文=新川諒)

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以下、『Number Sports Business College』レポート記事

川淵三郎「集めた知識と経験を元に、物事を定量的に把握することが大切」(日本サッカー協会最高顧問 日本トップリーグ連携機構代表理事会長他) 太田雄貴「日本人としての戦い方を模索する」(世界陸上男子400mハードル銅メダリス/DEPORTAREPARTNERS 代表)木谷高明「新日本プロレスが突き進む“映像ビジネス” その戦略とは?」(株式会社ブシロード取締役・新日本プロレスオーナー)隈研吾「これからの建築には飲み込む力が必要なんじゃないかな」(建築家・東京大学教授/新国立競技場設計)松下直樹「選手がパフォーマンスを上げて、初めてその選手や団体をサポートしていると言える」(株式会社アシックス グローバルスポーツマーケティング統括部長 兼 アシックスジャパン株式会社 取締役)松下浩二「卓球の放映権を中国や東南アジアに売りたい」(T リーグ専務理事/株式会社VICTAS 取締役会長)ジム・スモール「スポーツビジネスの優位点は“情熱”にある」(MLB JAPAN ヴァイスプレジデント アジアパシフィック)岩渕健輔「常識を疑ってかかることが大切」(公益社団法人日本ラグビー協会理事/TEAM JAPAN2020 男女7 人制日本代表監督齋藤精一「スポーツは、もっとやれる」(株式会社ライゾマティクス代表取締役社長)上野裕一「正直であることしか強みがない人間なんです」(一般社団法人ジャパンエスアール会長)

VictorySportsNews編集部