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高校野球に浸透しない「週休2日」 スポーツ庁と現場にある“休養の意識”の乖離とは?

2018年3月、スポーツ庁が検討を続けていた「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」がHP上で公表された。「週休2日」など活動時間の目安が示されているが、今のところ野球部への変化はほぼ見られていない。“休養の意識”について、なぜスポーツ庁と現場には乖離が生まれているのか? そして、その意識を浸透させていくためには何が必要となるのだろうか――?(文=花田雪)

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コメント(4)

  • 69
    中野崇

    株式会社JARTA international 代表取締役/スポーツトレーナー 2018/06/29 11:49

    「1日休むと取り返すのに3日かかる」という言葉は確かによく言われましたね。。
    休養確保を浸透させるために、ケガの防止だけでなくパフォーマンス向上との相関を提示するというスタンスには賛成です。
    ただこれは非常に難題でもあります。
    パフォーマンス向上した、という状態をどう定義するのか、そして向上したとしても多数の要因の中から休養の量や回数とどう相関を見出すのか。
    非常に規模の大きいリサーチが必要になります。
    とは言え、方向性的には絶対に必要なことなので、これらを構成する要因から今出来ることを見出して実行しつつ、現場には折衷案を提示するのが妥当だと思います。
    例えば、「負荷をかけずに柔軟性向上だけに集中させる日を設定せよ」とすれば、まずは多くの要求は満たせるのではないか。
    柔軟性向上とパフォーマンス向上の相関は出しやすいと思います。

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  • 50
    佐藤ルミナ

    一般社団法人日本修斗協会理事長/修斗ジムroots代表 2018/06/29 08:44

    部活動の「休み」が多くなるのは良い傾向だと思います。「休み」をケガの予防や疲労回復だけの為ではなく、専門競技以外のものに触れる機会、家族友人と過ごす時間などに充て視野を広げれば、競技にもフィードバックされるはず。卒業後の人生をより豊かにする為にも根本的な考えを変えるべき。

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  • 4
    高橋孝輔

    新潟県アメフト協会 理事/新潟総合学園 スポーツ推進室長 2018/07/13 17:18

    この話は、以下の複数の観点が混ざるので複雑になる。
    ・教員の働き方改革
    ・選手の故障予防
    ・本来の学校生活の目的からの部活動の逸脱
    ・練習は上達に必要なプロセスの1つにしかすぎない

    大事なのは

    指導者が
    ・選手が求めていることを実現すること
    ・選手の人生が豊かになるには何が必要かを考えること
    を絶えず求める姿勢


    教員を搾取しない

    の2つだと思います。

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