「自分のことしか考えられなくなっている時に、励みになる」白石選手にとってのファンの存在
一白石選手は競技と並行して、様々なSNSをご活用されていますよね。
白石:Instagram、Twitter、TikTokとYouTubeを活用しています。使い方として、InstagramとTwitterは変わらないですね。TikTokは見る人に楽しんでもらえるように、と思って使っています。YouTubeでは、自分をさらけ出していきたいと思っています。
ーYouTubeをそのような形で使おうと考えられた背景を教えて下さい。
白石:TwitterやInstagramで見る選手の一面は、インタビューに答えていたり、走っている姿くらいでしかないと思います。しかし、YouTubeでは自分がどんな性格なのかとか、どのような生活を送っているのかを発信するという使い方ができるものだと思っています。そのため、アスリートやプロ選手の人間味溢れる部分を見せることができるのが、YouTubeならではの使い方だなと思いました。
一ファンの方々からの反応は届いていますか?
白石:コメントやDMはよくいただいています。僕はよく見ていますし、返信もします。今年のシーズン途中に僕自身がありがたい言葉をいただいたので、僕もできる限り返していきたいなと思っています。
一ファンの方から驚かれませんでしたか。
白石:ありがたいことに、嬉しそうな反応をいただいたので、これからもできるだけ返していきたいと思っています。
一返すようになったきっかけがあったのでしょうか?
白石:ファンの方の言葉で救われて、何回も立ち上がらせていただいたので、ファンの方を大事にしようと思いました。返信するのは少し時間があればできることなので、小さなことからやっていこうと思いました。
一白石選手にとってファンの方はどのような存在ですか。
白石:自分のことしか考えられなくなっている時に、励みになる存在です。「自分はこう思っているけど、周りは楽しんでくれているからいいかな」と、自分の気持ちを良い方に変えてくれる存在ですね。
「陸上をメジャーなスポーツにして、会場を満員にしたい」SNSで発信する意義
一競技と並行しながら、発信する目的を教えてください。
白石:自分をより多くの人に知ってもらって、それが今後自分の財産にもなると思っています。また、知ってもらうことで、新たにできる繋がりもあるので、そういったところがSNSを使っている理由ですね。
一アスリートの方がSNSを通じて発信する意義についてどう考えますか?
白石:競技をしているだけでは、応援をしてくれる人は少ないと思います。例えば、野球とサッカーはスタジアムが埋まるけど、陸上はどうなのだろうという部分もあるので。
自分たちがSNSで発信することによって、陸上からじゃないファンがついてくれて、会場がだんだん埋まってくるのではないかと思います。結局それが自分たちのためにもなっていくと思っているので、それが一つ大きな意義ですね。
一陸上界は競技者自身が「自分たちを自分たちでプロモーションをしていくんだ」という意識をお持ちの方が多いんですかね。
白石:多いんじゃないですかね。みんな陸上をメジャーなスポーツにして、会場を満員にしたいという思いはあると思います。最近、短距離は熱がついてきて、去年の福岡で行われた日本選手権で、100mの決勝の客席が埋まっていました。リオのオリンピックから熱がついてきているので、この波を続けていくためにも、競技だけでなくSNSも活用していきたいと思っています。
「何を言われてもいろいろなことに目を向けてやっていこう」ファンの方々との交流やイベントを大切にする理由
一選手の中で一緒に活動している人はいますか?
白石:藤光選手と一緒に、ファンとの交流を持てるようなイベントを今やっています。陸上以外のスポーツ選手も呼んで、いろいろな競技のファンと一緒にイベントをすることによって、選手のことや競技のことを知ってもらおうと思っています。
一体育祭のようなこともされていましたね。
白石:試しにやってみたのですが、今後は他のスポーツもやっていこうと思っています。
一アスリートは競技に集中すべきという意見についてどう思いますか。
白石:結果が出ていない時に、そのような意見が出るのはわかりますが、僕の人生なので、僕の好きなようにやりたいことをやっていきたいと思っています。競技だけに集中していたら、「競技人生が終わったらどうするの」と思ってしまいますね。スキルや、他の方々との繋がり、セカンドキャリアに向けて、今のうちから準備していかないと、競技人生が終わった時に苦しい思いをするのは自分なので。何を言われてもいろいろなことに目を向けてやっていこうと思っています。
「少しでも多くの人を励ましたり、勇気づけたりできるように」PasYouに参加するにあたって
一そんな中で今回、新たにビデオメッセージサービスを利用されるとお伺いしましたが、どのあたりに魅力を感じましたか?
白石:自分がファンの方の言葉に救われてきたので、自分にも救える人がいるなら、救いたいと思いますし、自分の言ったことで喜んでくださる方がいるのであれば、力になりたいと思いました。自分が今年ダメだった時にいろいろな人の言葉に励まされて、言葉というものが大事だと思ったので、それを自分も届けていきたいと思っています。
一1対1のビデオメッセージについてどのように思いますか?
白石:自分を必要としている人に対して言葉を送れるのはありがたいことですね。多くのファンの方に発信した自分の言葉にも喜んでもらえるのもありがたいですが、1対1で、僕のことを必要としてくれる人がいることは嬉しいですし、相手にも喜んでいただけるのはとても良いですね。
一ビデオメッセージサービスの利用開始にあたって、メッセージをお願いします。
白石:自分が言葉にたくさん救われてきたように、僕も少しでも多くの人を励ましたり、勇気づけたりできるように頑張るので、よろしくお願いします。
白石黄良々選手にビデオメッセージをリクエストしよう!
憧れの選手から『あなただけ』に向けた完全オリジナルメッセージが届きます。ファンの方のリクエストをもとに、1つずつビデオレターを撮影いたします。(一本およそ60秒程度です。)特に、下記のようなリクエストが集まっております。
『毎日頑張る子どもにメッセージを贈りたい!』
『友人の誕生日にメッセージを贈ってあげたい!』
『大事な試合に向けて、自分のことを鼓舞してほしい!』
【特集】Off The Pitch〜アスリートの知られざる一面〜
PasYouでは、選手のピッチ上では見られない一面や魅力をお伝えするために、各選手のインタビュー記事を更新しております。これまでの特集記事のまとめはこちら