#貴景勝
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相撲
大相撲春場所を終えて〜今後が楽しみな注目力士たち
3月の大相撲春場所は新関脇霧馬山の初優勝で幕を閉じた。これまでさほど目立つ存在ではなかったモンゴル出身の26歳が、先輩たちの伝統に則ってたくましくなり、千秋楽に大栄翔を連破しての逆転優勝で一気にスポットライトを浴びた。横綱照ノ富士が全休、大関貴景勝が途中休場で横綱、大関陣が不在となった状況で、場所後を含めて驚異の新十両や新弟子の誕生もあった。新型コロナウイルス対策で大きな転換点を迎える5月の夏場所を前に、変化に富んだ春となった。
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相撲
コロナ禍を耐えた大相撲界の試み、数字ではない貴景勝の綱とり
声出し応援の解禁もあって熱気に包まれた1月の大相撲初場所は、大関貴景勝の優勝で幕を閉じた。一人横綱の照ノ富士が全休した状況で責任を果たし、看板力士として4場所ぶりに賜杯を抱いた。同時に綱とりのポイントや新型コロナウイルス禍の角界を再考させるような場所になり、一つの転換点を迎えた。
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大相撲
令和五年大相撲初場所展望―土俵だけではない多くの見どころ
大相撲初場所は早くも8日が初日だ。第2日曜日が本場所の初日に設定されているため最速の開幕日。「角界では初場所が終わってからが正月」と言われるように、年末年始もさほど休まずに稽古を重ねた部屋が多い。番付の異状に日本相撲協会を襲った新型コロナウイルス禍、昨年末の幕内逸ノ城らに対する処分なども絡み、テレビ中継からは伝わらない相撲界の変動がある。
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相撲
大相撲夏場所総括~終息しつつあるコロナ禍がもたらした影響
5月の大相撲夏場所は終わってみれば横綱照ノ富士が12勝3敗で制した。優勝が決まった千秋楽までには大関陣の不振など紆余曲折。日々の出来事の裏側で浮き彫りとなったトピックもあった。場所中や場所後の特徴的な現象を2回に分けて探ってみた。
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大相撲
勝負に徹した横綱白鵬~勝つための愚行
大相撲名古屋場所は終わってみれば〝白鵬劇場〟ともいうべき場所だった。進退を懸けて出場し、初日から14連勝。千秋楽には横綱に昇進せんとする大関照ノ富士との相星決戦を力業でものにし、45度目の優勝を全勝で成し遂げた。力士人生のピンチを乗り切った傍ら、場所後の横綱審議委員会(横審)で、またもやけちがついた。場所を通じ、角界に見え隠れしたさまざまな潮流があった。
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相撲
失われる幕内最高優勝の価値~白鵬の引退とスイスドローの限界
スイスドローって同じ勝敗の力士が当たる方式ですよ。幕下以下では採用されていますが十両以上では採用されていません。 仮にスイスドローであればもっと早く上の力士と当たるので、真逆と言っても良いです。 -
相撲
調整能力がカギとなる“荒れる初場所“~徳勝龍の偉業と時代の変化
大相撲で〝荒れる〟との形容詞で表現されるのは、3月に大阪で開催される春場所と相場が決まっていた。番付で下位の力士が上位を倒す波乱が多いとされるためだ。しかし近年、異変が起きている。1月の初場所で、幕内で最下位の西前頭17枚目、徳勝龍がサプライズ初優勝を果たした。これで初場所は5年連続で優勝未経験の力士が制覇した。もはや〝荒れる初場所〟の様相を呈している。
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相撲
2019年大相撲を振り返って~世代交代を考える
2019年の大相撲界は「世代交代」というキーワードで語られてきた。貴景勝が3月の春場所後に22歳で大関に昇進し、5月の夏場所では25歳の朝乃山が初優勝と、次世代勢力の伸びがあった。ただ、幕内優勝力士を見ると白鵬2度、鶴竜と玉鷲が1度ずつと年6場所のうち4場所で30代が賜杯を抱いた。3場所はともに現在34歳の両横綱で、若手から中堅とされる力士たちが最高位の牙城を崩すまでには至っていない。
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大相撲
貴乃花とは何だったのか~メディアがおもちゃにした大横綱の人生(前編)
世間の話題をさらった日馬富士暴行事件から始まった貴乃花騒動、そして日本相撲協会からの電撃退職。あれからまもなく1年になる。秋場所が開催されている今月、またもや元貴乃花部屋の力士たちが土俵外で話題を振りまいている。大関から陥落した関脇・貴景勝の反社タニマチ疑惑。十両・貴ノ富士(元貴公俊)の付け人への暴行。これに至っては去年春場所、当時の親方を窮地に追いやった事件からわずか1年半後の暴挙だった。この2つの問題は師匠・貴乃花からの影響を消し去る事ができない弟子たちが起こすべくして起こしたものだといえるだろう。
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相撲
2月3日の情熱大陸は関脇・貴景勝に密着。無骨で寡黙な22歳の勝負師の意外な胸の内に迫る
2018年11月の九州場所で初優勝を果たし、今年1月の東京場所でも11勝4敗で技能賞を獲得。今、一番大関に近い男、関脇・貴景勝。身長は幕内で2番目に低い175㎝だが、激しい突き押しを武器に真っ向勝負を挑み快進撃を続ける22歳だ。
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