#代表選考
-
水泳
2度の延期を乗り越え、150日前に迫った世界水泳福岡 日本競泳陣は世界の若きスイマーたちとどう戦うのか
世界水泳選⼿権2023福岡⼤会のチケット販売が2月11日に始まり、東京辰巳国際水泳場で『EVERYONE MEETS THE FUTURE in 東京』と題したイベントが開催された。男子50㍍自由形日本記録保持者の塩浦慎理(31=イトマン東進)、競泳元日本代表で五輪3大会連続メダリストの松田丈志氏(38)、競泳元⽇本代表の⽯橋千彰氏(31)が講師として参加。全国から⼀般募集で集まった⼩学1年〜6年⽣の参加者47人を対象にしたトークセッションや⽔泳教室を実施した。
-
体操
東京五輪出場のあん馬のスペシャリスト亀山耕平が現役引退 「いろいろな人に引っ張り上げられてきた競技人生でした」
30年間の体操競技人生にピリオドを打った男の表情は清々しかった。2013年世界選手権の種目別あん馬で金メダルを獲得し、2021年東京五輪にもあん馬のスペシャリストとして出場した亀山耕平(徳洲会)が、このほど引退。6月19日に全日本種目別選手権の会場である東京体育館でセレモニーが行われた。
-
フィギュアスケート
高橋大輔の進化は、アイスダンスの未来を切り拓けるのか 3月の世界選手権に挑む村元・高橋組の挑戦
フィギュアスケートの北京冬季五輪代表にあと一歩及ばなかったアイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が23日にフランスのモンペリエで開幕した世界選手権に初出場する。2010年バンクーバー五輪で日本男子初となる銅メダルを獲得した高橋がアイスダンスに転向して2季目。「超進化」を掲げて急成長を遂げたカップルが、悔しさを乗り越え、日本のアイスダンスの未来を切り開くため、日本勢過去最高の10位以内を目指す。
-
スケート
滑ることは生きること、栄光と葛藤の先に見えるスピードスケート小平奈緒の姿とは
18年平昌五輪後から昨季までの3シーズンは心身共に厳しい状態に陥っていた。来年2月の北京五輪のスピードスケート女子500mで連覇を目指す小平奈緒(35=相沢病院)は故障や重圧など数々の試練を乗り越えて、五輪シーズンに合わせて調子を上げてきた。今季開幕戦となった全日本距離別選手権(10月22~24日、長野市・エムウェーブ)では500mを制して、7連覇を達成。完全復活を印象づけ「去年は体に違和感があり、自分が思うようにコントロールできない部分があったので、どんよりしていたが、今年は自由に体が動く。ベクトルは上向きで、これからどんどんタイムを上げていけると思う」と手応えを強調した。
-
体操
体操世界選手権で種目別平均台で金メダル獲得は67年ぶり快挙 18歳の芦川うららは新たな女子体操界のエースとなるのか。
女子体操界に数々の偉業を残して引退した村上茉愛に続く新たなヒロインが誕生した。10月24日に閉幕した体操の世界選手権。種目別平均台で18歳の芦川うらら(静岡新聞SBS)が14・100点で優勝した。この種目での日本選手の金メダルは、1954年ローマ大会の田中敬子(現姓・池田)以来67年ぶり。村上が敷いた“世界一への道”を継承する選手の誕生に、日本の女子体操界が沸いている。
-
体操
体操ニッポンの歴史に新たな名を刻む 新たなエース北園丈琉への期待
数々の名選手に彩られてきた体操ニッポンの歴史に新たな名を刻む、そんなスター誕生を予感させる大逆転劇だった。今月6日に群馬県の高崎アリーナで行われた全日本種目別選手権で世界選手権代表経験もない18歳の北園丈琉(徳洲会)が東京五輪の団体総合メンバー4人の最後の1枠をつかみ取った。4月に両肘の靱帯損傷と右肘の剝離骨折という大けがを負いながらの奇跡のカムバック。代表を率いる日本体操協会の水鳥寿思強化本部長も「誰も想像できなかった」と驚嘆した。
-
水泳
東京五輪延期で明暗の分かれる二人。追い上げの萩野と処分明けの瀬戸、TOKYOで軍配があがるのはどちらか?
東京五輪が通常開催されていれば、勝負は目に見えていた。一方は金メダルの最有力候補で、他方は本大会出場権の獲得すら危うかった。瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)と萩野公介(26=ブリヂストン)。競泳男子400メートル個人メドレーで瀬戸が銅メダル、萩野が金メダルに輝いた16年リオデジャネイロ五輪後、2人の力関係は完全に逆転していた。だが、新型コロナウイルス感染拡大による五輪の1年延期により、状況は激変。ライバル対決は再び目が離せない展開になっている。
-
柔道
コロナ禍にあえぐ柔道 今こそ問われる精力善用 自他共栄
感染者19人。この原稿を執筆している時点での全柔連、全日本柔道連盟の新型コロナウイルス感染者の数だ。事務局に勤務する職員約40人の半数にあたり、まさにクラスター、集団感染と言っていい。
-
ボルダリング
スポーツクライミングに影を落とす、東京五輪出場基準問題
ホールドと呼ばれる突起物をつかみ、クライマーが壁を登っていく。時には遠く離れたホールドへジャンプするように飛びつき、時には天地が逆転したかのように頭が下、足が上の体勢になりながら、常人離れした動きでコースを攻略する。東京五輪で初採用されるスポーツクライミング。華やかさがあり日本勢の活躍も期待されるこの競技は、五輪本番でも大きな注目を集めるだろう。
-
オリンピック
東京オリンピックを中止にできない理由(後編)
複雑に絡み合うステークホルダーの存在、そしてIOCが倒産しないためにもオリンピックの中止が最悪のシナリオだということは前編でご紹介したとおりだ。IOCは表向き「予定通り行う」というが、出来なければ中止を選ぶかというとそれは絶対にない。であれば何が“プランB”になりうるのか? それを知るためには、まず満点のシナリオを知ることだ。後編はその満点のシナリオからキーワードを導き出し、可能性のあるプランBを検証してみたい。
-
体操
「やけくそ」か「開き直り」か。ひねり王子の窮地
新型コロナウイルスによるスポーツ界への影響はとどまることを知らない。体操界でも大会の中止、取材の禁止などの措置が相次ぎ、東京オリンピックへ機運を高めていく時期に大きなダメージを与えている。選手にとっては貴重な実戦機会が奪われ、ぶっつけ本番で4月からの代表選考会に臨む事態を余儀なくされる者も多くなりそうだ。
-
東京2020オリンピック・パラリンピック
新型コロナウイルスが及ぼす東京五輪への影響 決断は“アスリート・ファースト”に
世界各地で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、今夏開催予定の東京オリンピックにも大きな影響を及ぼしている。中止や延期が懸念されるなか、国際オリンピック委員会(IOC)はどのような決断を下すのだろうか――(文=川原宏樹)
-
柔道
日本柔道が取り組む代表選考改革
いよいよ東京五輪イヤーが始まった。〝お家芸〟として日本の活躍が期待される柔道で、大きな変化が起きている。代表選手を決めるシステムが今回から変わったことにより、選考レースも今までとは異なった様相で関心が集まっている。