総合
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バレーボール
社員を辞め、覚悟の移籍から2年。 堺ブレイザーズ深津旭弘が見せた復活劇
国内のリーグ戦、黒鷲旗が終わり、バレーボール日本代表の活動がいよいよ本格化してくる。既に長期の合宿に入っており、その後は親善試合、国際大会と数カ月に渡り続いていく。2023年度の代表メンバーとして登録された37名の内、注目したいのが堺ブレイザーズのセッター深津旭弘(35歳)だ。トスだけでなく、ブロック、サーブ、ディグ(スパイクレシーブ)も優れた、リーグ屈指のマルチなセッターだ。深津はこの2年間、ジェットコースターの様なバレー人生を過ごした。一度は選手生活を終える寸前だったが、2021・22年シーズンに移籍先した堺で不死鳥のごとく蘇り、チームを優勝争いに導く活躍を見せた。そして、日本代表にも返り咲いた上に国際大会では個人賞を受賞。今シーズンも堺で活躍を見せるなど、なかなか見ることの無い復活劇を演じている。
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Jリーグ
ガンバ大阪とhummel サプライヤー契約の裏側「ユニフォームは人と人の人生、選手、クラブが繋がっていくシンボルのようなもの」
2022年12月25日。クリスマスの日、ガンバ大阪ファン・サポーターにニュースが届いた。ユニフォームのサプライヤー変更。「umbro」(アンブロ)から2023年シーズン、デンマークのスポーツブランド「hummel」(ヒュンメル)へ変更することが発表されたのだ。優勝タイトルを表す9つの☆を刻み、長年サポーターに愛されたブランドに別れを告げ、エスエスケイ社が国内の商標権を持つ北欧ブランドから長期サプライヤー契約を受けることになった。新たなクラブブランド戦略の真っただ中、変更に踏み切った狙いは何か。クラブ発足当時から在籍するガンバ大阪伊藤慎次営業部長(56)に聞いた。(聞き手・サンケイスポーツ2001-06年ガンバ大阪担当記者・大澤謙一郎)
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サッカー
世界の人気とカネが集まるビッグクラブ カネがあるから強いのか、強いからカネが集まるのか―
国際会計事務所KPMGがまとめた「KPMG European Elite 2021」というデータがある。サッカーのビッグクラブを経済的観点から分析・比較したものだ。その中に「EV」という指標がある。これはEnterprise Valueの略で、クラブの企業価値を表している。ナンバーワンは欧州チャンピオンズリーグ(CL)で昨季まで史上最多14度の優勝を誇るレアル・マドリード(スペイン)の29億900万ユーロ(約4305億円、1ユーロ=148円で換算)。トップ10は上記の表1の通りだ。
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ボクシング
プロボクサー那須川天心の楽しみすぎるこれから
キックボクシングからプロボクシングに転向した那須川天心(帝拳)。大きな話題となった4月8日のデビュー戦は、いきなり日本バンタム級2位の与那覇勇気(真正)と6回戦で対戦し、ジャッジ2人がフルマーク(満点)をつける判定勝ちを飾った。
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水泳
萩野公介さん 夢を応援する世界水泳プロジェクトをユニクロと本格始動。第1弾はスポGOMI
世界水泳選手権2023福岡大会(7月14日~30日)のナショナルスポンサーを務めるユニクロが、ごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむ「スポGOMI」と、世界水泳福岡とのコラボイベント「スポGOMI×UNIQLO×世界水泳福岡」を4月16日に福岡市内のシーサイドももち海浜公園で開催した。
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テニス
世界のトップ50に、日本女子がいない危機 「何かやらなくてはいけない」伊達公子ら元トップ選手たちが立ち上がった理由
2023年4月、女子プロテニスの世界ランキングトップ100から、日本選手の名前が消滅してしまった。 そんな日本テニス界にとって厳しい状況下で、大阪で新たに誕生した大会があった。ジャパンウィメンズテニストップ50クラブ(以下JWT50)がプロデュースした大東建託オープン2023で、この大会で初めてトーナメントディレクターを務めたのが、JWT50の理事の1人である伊達公子氏だ。
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オールスポーツ
アースデイに『スポGOMI×UNIQLO×花井祐介』が開催。原宿でのごみ拾いが海洋ごみ削減につながる?
毎年4月22日は地球のことを考えて行動する日「アースデイ」。今年、2023年の4月22日(土)にも世界中で多くの環境保護にまつわる催しが行われた。東京渋谷区のユニクロ原宿店で開催された『スポGOMI×UNIQLO×花井祐介』もその一つ。地域のごみ拾いをスポーツ化する「スポGOMI」をユニクロが主催し、そこに国際的な人気を誇るグラフィックアーティスト・花井祐介氏がゲスト参加する形で実施された。“考え”そして“行動する”アースデイに相応しいこの取り組み。そこに込められた“思い”と“成果”をレポートする。
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ボクシング
重岡ブラザースが挑む史上最強の兄弟王者
熊本のボクシング兄弟が幼い頃からの夢を叶えた。4月16日、東京・代々木第二体育館で行われたダブル・ミニマム級タイトルマッチの舞台。兄・優大(26歳)と弟・銀次朗(23歳)の重岡ブラザースはそろってKO勝ちを収め、“暫定王座”の但し書き付ながら世界チャンピオンベルトを手にした。
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ゴルフ
マスターズに注目と熱狂をもたらした PGAとLIVゴルフの戦い
男子ゴルフの世界最高峰の大会、マスターズ・トーナメントに今年、例年にはない一つの要素が加わって注目された。サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金大会「LIVゴルフ」が昨年6月に始まって以降、初の〝ゴルフの祭典〟となったからだ。初優勝したジョン・ラーム(スペイン)以外にもパトロンと呼ばれるギャラリーを大いに沸かせたのが、最終ラウンドの猛チャージで2位に入ったフィル・ミケルソン(米国)だった。LIVゴルフに当初から参戦している52歳のベテラン。PGAツアーと対立するLIV勢として初のメジャー制覇は逃したものの、外見を含めて久々に存在感を示した。メジャー通算6勝のレフティーを中心に探ってみるとメジャーとLIVの新たな関係性が浮かび上がった。